02話、プロローグ 2
なるべく1日1話更新で行きます
ん……どこだ……ここは、意識が徐々に覚醒してきた、そうだ、僕は殴られて……っは!
目隠し!?猿轡、それに体が縛られて身動きできない!
「ん!ん〜〜〜!!!」
やばい!何処だここは!
「あ、やっと起きたぁ?」
高い声だ女性だろうか、ってそんな場合じゃない!これを解け!
「貴方が起きてからやろうと思ってたの〜だって寝てる間に殺しちゃったら……面白くないでしょう?だから、意識がある時に殺しちゃおうと思ってね〜、はぁ〜濡れてきたわぁ♪〜ねぇ、もう殺ってもいい?いいよね???」
く、狂ってるなんだこいつは!!まだ僕は死にたくない!女装でも何でもするから死にたくない!!!
「ひっ!んん~~〜~~~〜~~!!!!!!!!!!」
「いいわぁ♡もっと恐怖していい声を上げてぇ〜」プスリ
ナイフが太ももに刺さった、痛いことこの上ない激痛が襲う
「ぐぅ~~!!!!!!!!!!」ガタガタッ
「もっと!もっとよ!アハハハハ!」グサッ!グサッ!グサッ!!
~~〜~~~〜~~~~〜~~~〜~~~~~
あれから何時間たっただろうか、
頭のおかしな発狂女に体中を刺されペンチで指をねじ切られたり、傷つけては処置をして傷つけるという終わり無き拷問をされた
もう叫ぶ力も何も無いもうここで終わるんだ……たとえ生きていてもこんな体じゃ……
「ん〜もういいかな?そろそろ反応なくなってきたしもう殺しちゃおう♡」……ザク
僕の心臓にナイフが刺さり……僕は死ぬのか……
あ〜あ、僕の人生こんな所で終わるのか……母さん父さん、香織、昴、小百合、お別れできなくて……残念だな、そこで意識は途絶えた。
次に目が覚めたのは白くて何もなくただただ広い空間だった天国かな?
「奈良 依吹よ、」
っ!誰だっ!
「そうにらむでない、それと、お主は既に死んでおる」
あぁ、やっぱりか夢じゃないのかなんてことだそしてこのロリで変な喋り方の奴は誰だ……
「ロリで変な喋り方とは何じゃ……馬鹿にしておるのか?まぁ良い、お主の思っている通りこれは夢ではない、ここは神界、神の世界じゃ」
神の世界……っはぁ!?心の中を読むのかよ!?まじかよ……で、あんたは誰なんだい?
「わしは世界神、世界を創造せしものじゃ」
ほぇ……世界神……はぁ?神様?まじかよこれがあの世か……
「あの世では無い神界じゃ、まぁ死んでいるのだからどちらでも関係ないか、早速だか本題に入ろう」
何の話だろうか……神様が、
「お主はの酷く残忍な殺され方をして死んだんじゃ、気がついた時には精神が壊れているかと思うたが問題はなさそうじゃな、で、話というのはお主を地球のある世界とは違う世界でやり直しをさせてやるというものじゃ」
まじかよ異世界転生来ちゃった!?
でもな、よくある小説みたく戦闘とか無理そうだよなぁ
「案ずるな、いくつか能力もやるし戦闘に対する恐怖心もある程度なくせるしのう」
それならなんとか……何の能力だろう……
「うむ、お主に与える能力は、思考加速、並列思考、身体強化、魔力強化、初期能力の底上げ、武器の取り扱い、火、水、土、光、闇、雷、など、それから特殊魔法、時空間魔法、じゃ他にもあるがそれはおいおいじゃ」
特殊魔法って例えばなにがあるんだ?
「そうじゃのう、テレポーテーションや、リフレクション、言語理解、まぁ色々あるが最初は使えん、成長するにつれて現れるじゃろうて、世界の声と言って魔法習得などをした場合頭に声が聞こえるようになる」
成程いわゆるチート転生奴か
「ただのぅ……お主には申し訳ないことがいくつかあるのじゃ」
なんだ?世界神でも無理なことがあるのか?
「うぐっ、す、すまんのう、それは赤ん坊から始まる転生だと言うことと、種族は人間で……女性なのじゃ……」
なん……だと!?赤ん坊からチートは少し憧れるが女なのは許容できん!ひでぇ!
「本当にすまん、その代わりと言ってはなんだがそれなりにいい家系であるから我慢してくれ、あと、もう一つ、わしと念話できるようにしておく、わからないことがあれば聞いてくれ」
ぬぅ、男と結婚なんて……とてもじゃないが……しかも僕は女性に殺されたのだぞ!?何故女なんかにならねばならないんだ!!!
「お主の男という思考から徐々に女よりの思考になるというのはどうじゃ、望むなら男であったことを忘れないでおくことも出来るが、どうする?」
もう、それでいいよ……生き返られるならね、もうめんどくさいや、だが!こちらも条件がある!この世界に自由にこれるようにしてくれ!魔物といきなり戦ったりするのは絶対に無理だ!ここで訓練がしたい!
「わかったできるようにしておこう、もう行くか?」
え!?もう!?はやくない?まだ聞きたいことあんのに!
「念話もできる、ここにもこれるならもう良いのでは?直ぐにでも答えよう、」
……ならいいか、あ、あといくつかあるんだけどいい?
「何じゃ?」
香織、幼馴染みたちや親の行動も時間があれば後で教えて欲しいのと、この世界にレベルアップという概念はあるか?一定のレベルになったら持ってない魔法や知識をもらいたい、あと神様の名前を教えてくれ。
「それくらいらお安い御用じゃ、名前は特にない、世界神でも神様でも何でも良いぞ、それからレベルアップはあるぞ、じゃがレベルアップの経験値量などはわしの領分ではないのでわからんのう」
そうか……じゃあ今度名前でも考えてみるかな世界新様!とかじゃなんか言いづらいし
「うむ、好きに呼んでくれて構わない。無茶言って悪かった女性に殺されたのに女にするなどと……」
もういいですよ、では転生させてください。
「あいわかった、では、また後でのぅ」
ー光に包まれ僕の体は消え異世界へと旅立ったー
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