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魔法の世界の冒険碑  作者: 奈良 依吹
17/93

17話、お泊り会で洗脳……!?

今回は少しアレな感じにしてみました

「さてと、無事に冒険者登録も終わったし、ラークのところまで行こうか」


「あいよ」


「イヴ、あれ食べたい」


明日香が焼きたてのパンを並べている店を指してわくわくした目線をこっちに送ってくる


「そうだねみんな運動(?)した後だしパンでも食べようか」


みんなでパンを食べながら王城に向かう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「止まれ、何用だ」


「えっと……ラーク様に会いに来ました」


そういいながら僕の冒険者カードをみせる


「セブンス家のご令嬢でございますか……ただ今問い合わせできますので少々お待ちください」


「はい、わかりました」


数分後……


「許可が取れた。入るがいい、ラーク様のところに行く前に謁見の間の国王様に会いに行って下さい」


「ありがとうございます」


「じゃあ行こう、ほらイヴ早く!」


香織が子供みたくはしゃいでる……明日香と小百合もはしゃぎたくてソワソワしてるようだ、やっぱお城とか憧れるのかな?


謁見の間の大きな扉の前についた


「イヴ・セブンスです」


「はいれ」


謁見の間に入って跪いて礼をしようとしたところ国王様に止められた


「礼はよい、本来なら礼はさせなきゃいけないがそんなことよりラークの元に行ってやってくれ。あれからずっとイヴのところに行くと聞かなくてな、安否がわからなくて不安なのだろう」


「それは……すぐに行かなければならないですね……」


「ラークはそこの扉を出たすぐ階段を降りた三階の右の突き当たりの部屋だ早く行ってやってくれ」


周りの家臣たちもラークの我が儘を早く沈めたいので礼儀に関しては何も言わない……酷い状況だと思うがそれだけラークの我が儘は五月蝿いのだろう


「行ってまいります」


僕達は急ぎ目にラークのところへ向かった。


部屋に近づくとラークの声が聞こえてきた。


「イヴのとこに行くんだ!どいて!いかせて!」


あれだけ内気なラークがここまで……それだけ心配させてしまったのだろうか


「早く入ろうか」


「そうだね急いだほうがいいかも」


みんなで苦笑しながら扉を開ける

ガチャ


「ラーク!来たよ!」


「イヴ!」.*・゜(*º∀º*).゜・*.


「……?」


なんかテンションがおかしい……で言うかあれ?なんか顔文字が頭の上に浮かんでるような……目……疲れてるのかな……


「イヴ!イヴ!」


抱き着かれて倒れる


「うわぁ!」


バタン!


今までラークの対応をしていたメイドさんが「まぁ!」とでも言いたそうな目でこちらを観察している


「イヴ!良かった!無事だったんだね!」


「う、うん大丈夫だから早くどけて……」


「あぁ、ごめんよ」


いくら女の子同士(身体上)だってこれは駄目だろう……ってあれ?男物の王族の服を着ている


「え……ラークって男の子?」


「え?そうだよ?」


「「「「「……」」」」」


「みんな気づいてなかったのかよ」


駿来だけは知っていたようだ何故教えなかった!


ていうか現在の体制男と女だとしたらかなり危ない!メイドさんの視線の正体がわかったよ!くそ!


「取り敢えず避けて……?なんで抱きついてきたの?」


「よいっしょっと……えっとね……そのね」


「うん」


「う、ううん何でもない!」


幼馴染み's達は察したらしいけど教えてくれない香織に関してはメラメラとラークにライバル心のようなものを向けていた。一体なんだったんだよ……


「はい、ラークこれあげる」


僕は念話を付与した、石がはめ込まれている腕輪をラークに手渡した


「……これ、なに?」


「いいからつけてみて」


《きこえる?》


「わっなにこれ!頭の中に声が!」


《喋りたいことを念じてみて》


《こう?》


《そうそう、その腕輪をつけているあいだは僕と念話することが出来るからその腕輪ラークにあげる》


《本当に!?ありがとうイヴ!好き!》


《うん、喜んでくれて嬉しい……て何か言った?》


《ううんなんでもないよ》


一体さっきから何なんだよ……謎が多い1日だ


1日中ラークの相手をして帰ろうかと思っていたところメイドさんがやってきてみんなに夕食の誘いをしてきた


ヨーデとレイラに事情を説明して夕飯は王城で食べることにした


「では、あちらにご、夕食がご用意されていますのでそちらに向かってください国王様がお腹をすかして……いえ、首を長くしてお待ちです」


いまお腹をすかしてっていったよね……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おお、やっと来たかほれ、早く座るのだ」


僕が座ると隣にラークが来て反対側に香織が座った


「香織、今日は流石にあ〜んはやめてね」


「そんなぁ……」


「えへへぇ……」


隣に座って幸せそうにラークが笑っている


「どうしたの?」


「うん?なんでもないよ」


「では頂くとしようか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


みんなが夕飯を食べ終わって食後のデザートを食べていた時、


「イヴよ、泊まっていかんか?ラークもそうして欲しいようだしな」


「……そうですね、とーさまとかーさまに話してきます」


この時、国王様の策略にはまってるとは思いもしなかった……



また状況を話しに行くと、僕を行かせまいと捕まえようもしたヨーデをレイラが関節を決め、「行ってらっしゃい」と微笑んで許可を出してくれた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お言葉に甘えて止まらせていただくことにいたします」


それから風呂に入っていると水着を着た香織と小百合と明日香が風呂場に乱入してきて体中隅々まで洗われた……お婿に行けない…………今はお嫁が正解か…………


国王様の策略(?)により僕の寝室はラークの部屋のベッドになってしまった

客人用の部屋の人数が一人分足りないとのことで僕がラークとねることになってしまった


「寝よっか……」


「うん!」


ラークが元気よく返事してくる


「お休み」


「お休みぃ」


ウトウトして、あと少しで眠れそうになった時

隣にいたラークが抱きついてきた


「ラーク!?」


寝ているようだ……僕は抱き枕じゃないよ……


無理やり剥がしたら力が強すぎて怪我させちゃうので抵抗できない……


寝息が耳に当たってゾクゾクする


「……ッ!」


そんな感じて20分後……


胸がドキドキしている……やめろ、僕は男だっ……男を好きになるわけなんてない!絶対ない……!そんなの精神的なBLと変わらないじゃないか!


「っん……」


寝息が耳に当たり続ける……僕耳弱過ぎ……やめてくれ……僕は男だ!男の筈だ!……


《好き、イヴ好き、大好き、カッコよかった》


念話が頭の中に入ってくる!?これはラークの気持ちが無意識で流れ込んでくるのか……!?


耳に寝息を当てられ、念話の腕輪で気持ちを伝えられ続け、抱きしめられたまま朝を迎える


暫くして、メイドさんが起こしに来た。やっと開放されるのかな?……


ラークに抱きしめられ目がトロンとなっているイヴを見てメイドさんはまたもや「まぁ!」と言いたげな顔でこちらを見て、起こさずに出て行ってしまった。まだこれから抜け出すことは出来ないようだ


これが世界神様の言っていた徐々に女の子の思考になっていくってことか(※ラークのせいです)……いまは抱きつかれているのも嫌じゃなくなってしまってる……一夜かけて洗脳された気分だ……まだ寝息は耳にあたり続けている。ちなみに力が入らないので今更力づくで抜け出すことは出来ない。


ゾクゾクを通り越してビクビクしてしまう……1時間後僕は香織によって救出された


こうしてお泊り会は無事(?に終わった)










イヴを女の子にしていきましょうかね……タグの

ボーイズラブ、ガールズラブは精神的なもの、身体的なものです。今回の場合、精神的ボーイズラブですが性別は男と女で問題ない、みたいな感じです


今日あと何話更新できるかな……


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