16話、冒険者登録!
3話目投稿です
「とーさま」
「なんだい?」
「王都に行ってみんなの冒険者登録とラークへの挨拶をしてきたいです」
「あぁ良いが無茶するなよ?またモンスターと戦ったりなんかしたら」
「……状況によります」
「もし無茶をして怪我でもしたらどうするんだイヴにかける処罰なんてもう思いつかないぞ」
それが目的かよ僕を魔物と戦わせないようにしてるのは
「肩たたきとかどうです?」
「イヴ、お前は天才か」
「あなた?まさか自分だけ肩たたきしてもらって無罪放免にさせるなんて都合が良すぎるんじゃない?」
目が笑ってないよレイラ
「そ、そそうだな、イヴかーさんにもやってやりなさい」
「わかりました、では帰ってきたら肩たたきしますね」
「よろしい」
「では行ってきます」
早々にその場を立ち去り、香織たちと王都へ向かった
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「ついたよ、王都は凄いね……」
「ほんとにな、いろんな店があり過ぎだろう」
取り敢えず冒険者ギルドに向かった
「ようこそ冒険者ギルドへ、どんな御用ですか?」
「僕達6人の登録をお願いします。」
「貴方も?」
「はい」
「ん~小さい子はあまりおすすめできないのだけれど……まぁいいかしらねじゃあここに名前と年齢を書いてね」
「はい」
みんな書き終えたとき受付嬢さんが説明をしてくれる
「まずランクについて説明しますね」
「お願いします」
「ランクはF~sssランクまであります。皆様は登録したばかりなのでFランクです。Fランクから黒、白、青、赤、紫、銅、銀、金、プラチナと色が変わります。」
「ランクを飛び級する事は出来ないんですか?」
「できます。その為には皆様の最高の一撃を見てからどのランクにするか決定いたします。受けますか?」
「お願いします」
クスクス……クスクス
周りから嘲笑するような笑い声が聞こえるが無視だ
「では外の庭で見せてください」
「あの~僕達の攻撃って相当威力があってこんな場所じゃふきとばしちゃうんですけど……」
「ぎゃはははははははは!嬢ちゃん!冗談はそこまでにしときな!ビギナーがいい装備だけ揃えて強くなった気になるのも大概にしておけ、ハハハハはは」
ハハハハハハハハ……周りから絶えず笑い声が聞こえる、
「あんま舐めてっとこんなふうに痛い目みっぞ?」
そのうちのひとりが僕に殴りかかってきた
「おいおい、CランクがFランク虐めるなよハハハハ」
僕はそれを避けるでもなく打ち合うでもなくただ“拳を義手で受けとめた”
「ぁ?」
男の腕が逆に折れ曲がり、直後僕の蹴りが顔面に吸い込まれ吹っ飛ばされて壁に叩きつけられその男は気絶した
「……は?」
周りの奴等が黙り、意味がわからないと言った表情でキョロキョロしている
「あぁ、君がライデの言っていたセブンス家の令嬢か」
「あなたは?」
「失礼、私はここでギルドマスターをしているライト・レイクールと言うこれでも元ssランク冒険者だ」
「失礼致しました。私はイヴ・セブンスと申します。騒ぎを立ててすみませんでした」
「ライデの言う通り幼いのに礼儀正しいね。君たちの実力は聞いているが規則なので一撃を見せてもらわないとね、君、テレポーテーションと千里眼が使えるんだろう?」
「はい」
「じゃあ僕が映像転送石を持って同行するからSランク魔物に一撃を加えてきてよ。映像はここの映像受信石に投影されるからみんな君たちのことを認めるはずだよ」
「わかりました。ですが1人タンクがいるのですがどう致しましょう」
「なら僕の攻撃に耐えられたら、ということにしよう」
「そうですか、ありがとうございます。では行きましょう」
僕は千里眼でSランク魔物を見つけテレポーテーションで移動した
「じゃあイヴちゃんからやってみて?」
「ちゃんはやめてください……」
「ははは、そうかごめんよ」
僕は最大の高電圧を体中に纏わせ腕にその電流を収束させて袋から出したコインを思いっきり弾いた
どごぉぉおおおおおおおおん!!!!!
貫通するどころか消し炭になり燃えカスすら残らないほど粉々になったそれだけではなく地面に大きなクレーターが出来た
「……予想以上だね…………君はもうssランクでいいかな……」
その後みんな一撃でSランク魔物を塵も残さず粉々にして
駿来はライトを挑発し最高最大の一撃を絶対防御により防ぎきりみんなAランク認定になった
なぜAランクかというとSランク以上になるには功績と実力が必要なのだ
「君たちパーティだろ?パーティ登録はするのか?」
「そうですね……しましょうか」
「パーティ名はどうする?」
特に考えてなかったな……後で考えるか
「ん~保留でお願いします後で考えてきます。」
「わかったこの6人で登録でいいんだな?」
「はい、よろしくお願いします」
「じゃかパーティ名が決まったら連絡してくれ」
「はい、わかりました、では僕は友達のラークに用があるのでこれで失礼します」
「ラークって王族のか?またすごいヤツと友達なんだな……規格外だよ……ほんと」
「ははは、ライデさんにも言われました」
「気をつけろよ、って気をつけるようなこともないか……」
「はは……ありがとうございます。みんな、行こ」
僕は苦笑しながらライトさんと別れて王城に向かった
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イヴ達が去ってから彼女等を嗤うものは唯の一人もいなかったという……
明日も投稿頑張ります
読んでいただきありがとうございます