15話、イヴの幸せな日
今日2話目の更新です
「は~い、夕飯ですよ~」
「わかりました~」
「はーい」
「ふぁ~い」
僕は夕飯の手伝いに行った香織以外にほっぺをぷにぷにされたり、髪をなでなでされたりとにかく揉みくちゃにされた、ステータスでは僕よりPOWでは勝っている奴もいるから抑えられてもみくちゃにされていた
夕飯ですになりやっと開放された!と思ったら介抱された、お手てはは膝の上!と言われ、ヨーデはスプーンでスープを食べさせて、明日香にはパンを小さくちぎって食べさせられて飲み物すら香織に飲まされてその上レイラの膝の上に乗せられて……もうヤダこいつら……
昴と駿来と小百合は何か微笑ましいものを見るかのような視線でこちらをニコニコして見てるし……助けるつもりは無いらしい。
「「「「「「ごちそうさま~(です)」」」」」」
「はい、お粗末さま~」
「さぁ風呂だゆくぞイヴ」
引きずられて風呂場へと駿来と昴はいくら精神上同性でも今は女の子だと香織と小百合にストップをかけられていた
駿来はこの世の終わりのような顔をして渋々諦めていた。お前はロリコンだったのか
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そして今ヨーデに頭を洗われている
案外僕は小さい頃から頭を洗われるのと耳かき、頭なでなでとかが割と好きだ。頭を現れている時は自然と鼻歌が出てきてしまう。
頭を洗う時だけハイテンションになる僕を見てヨーデはいつも頭を洗うとき超調子に乗る(いつもだが)
「ふふ~ん、ふふふ~ん♪」
「本当にイヴは頭洗う時とかだけ喜んでくれるよな!」
嬉しそうにヨーデが話しかけてくるがそんなの耳に入らない頭を現れるのが気持ちよくてテンションがハイになっているので何も聞こえない
「ん~ふふん~♪」
「まぁいいか」シャカシャカシャカ
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「イヴ、ヨーデさん風呂なっがいね」
「あぁ、頭洗ってもらうといぶってハイになるから多分ヨーデさんが嬉しくてずっと頭を洗って上げてるんじゃないかな」
香織が耳打ちして教えてくれた
「なんでそんな事知ってんだよ」
「よくお風呂一緒に入って頭洗って上げてたからね昔……」
「あぁ、そういうことな、今のイヴのハイテンションとか見てみたいな」
「可愛いだろうね~……あ、上がってみたみたいだよ?」
「ん~♪」
ハイテンションな、イヴがスキップで鼻歌歌いながら今に戻ってきた
「ぐはっ……かわえ……え……バタン」
「……」
しまったという顔をしてイヴが片足立ちのまま固まる
「……か、……かわいい!」
ムギュ~ッ!!
「むぐ、!?そ……だった今は……こいつらいたんだった……くそ……頭が回らなかった……ガクッ」
香織に抱きしめられ恥ずかしさと胸の窒息により意識を手放した
寝苦しくて起きるとヨーデに抱き枕にされていた
身動きひとつ取れない……とでも思ったか僕にはチート並みのステータスがあるんだ抜け出してやる!
「ぐぬぬぬぬっ」
解けない!まだ僕の方が弱いって言うのか!
「もういいや……」
諦めて何度も起きたり寝たりを繰り返して朝を迎えた
寝不足でクマを作っていたぼくをレイラ膝枕で頭をなでながら寝かしつけてくれた、本当にありがたい、僕がヨーデと寝たくない理由として寝苦しく、寝不足になってしまうのだ
「にゅふふ……」
「ふふふ、頭をなでる時と髪を洗う時は本当に嬉しそうな顔するのよねぇ……」
幸せに包まれたまま、寝不足だった僕は一瞬で眠りに落ちた……
今日枝豆食べてたら四つ粒の枝豆を見つけましたいいことあるかも……!
読んでいただきありがとうございます