表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/17

route.インキーノ① 色

「カラーズのことは騎士さんに任せて、私たちは帰りましょ」


皆はフィードの家を後にした。


「ちょっとまってシャーレア、話があるんだ聞いてくれる!?」

「インキーノ…どうしたの?」


なにを言われるか検討がつかないが、とりあえず聞いてみることにする。



まっていると、インキーノは突然変身した。

金髪の美女インティーナに。そして二度元のインキーノに戻る。


「俺がインティーナだったんだ!!」

「……え?」


「シャーレア!ずっと隠しててごめん!お願いだから口きかないなんて言わないで!」

インキーノが涙目になりながら手を組んで懇願している。


「インキーノって女の子だったの!?インティーナはインキーノに変身して…」

「違う!そっちじゃなくて俺がインティーナに変身してただけ!」


「そうだったの……」

――――よかった。なににたいしてかはわからないけれど、私はホッとしているような感覚があった。

――――


「あのね、この前貰ったこの石、色が変わるのよ」

ゴッドを退いた後、道中で彼に貰ったもの。

それを眺めていたときに気がついたのだ。


「へぇ…そうなんだ」

たいして興味なさそうなインキーノ。彼の近くにいくと黄色。


「不思議だわ」

どういう仕組みで色が変わっているのかしら。

空気、触わったときの熱、それとも光か。

会った人かもしれない。一人でいるときは白く濁っていた。「あ、それってもしかして……」

インキーノが厚い本をめくる。


「雰囲気」


パパのところにいたときは茶色、イレーサーのところでは白、ペンネスのところでは黄緑、ドロウノのところでは緑、カラーズのところでは黒、ウォルのところでは青、フィードのところでは赤、ミニドラのところでは紫、クリアのところでは透明だった。


「俺としては雰囲気より……」

「?」


「な……なんでもない!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ