第1話 始まりはシリアスに…
おそらく初めまして、童話を見てくださっていた方にはこんにちは!ネココネコと申します。この作品は作者が連載小説の練習作として書いています。更新は不定期です。内容は、まあ、思いついたのをやりたい放題やってみるという物ですのでいろいろ表現や話の整合性にかけている部分が出るかもしれません。
誤字脱字、表現方法、そのほか何かあれば感想いただけると嬉しいです。
返信はなるべく返したいとは思っていますが、状況次第では、いや、多分ほぼ確実に活動報告でのまとめての報告になると思いますがご容赦ください。
それでもいいという方、どうぞお読みください。
「……なにこれ………」
その日、目が覚めたおれが目の前にあった(いた?)それを見て言った言葉がそれだった……
俺の名前は久良岐宗介16歳、今年、住んでいる県から離れて県外の高校に通うことになる、黒髪、中肉中背、ややたれ目のどこにでもいる普通の日本人だ。体を動かすよりも本を読んだりするのが子供のころから好きで、あまり騒ぐのは好きじゃない。そのせいか、小学生、中学生のころは俺の名前もあって「根暗そう」から「(ネ)クラ」と呼ばれ、軽いいじめにあっていた。まぁ、俺自身は特に気にしていなかったからいいのだが…、だから、俺が県外の高校に行くのはいじめが原因ではない。……地元を離れる理由がそんな普通の理由だったらまだよかったんだが………
俺には、隣に住む幼馴染の女の子がいた。あいつの名前は月見里美星。元気が取り柄のちょっとアホの子だったが一緒に居ると楽しい、いつも人の輪の中心にいるような奴だった。幼馴染で、隣の家ということもあり、子供のころからよく(ほぼ強制的に)遊んでいたものだ。
まあ、俺はそんなあいつに『めんどくさいからいい』とよく言っていたのだが、なぜかあいつは俺にすごく懐いていたし、栗色のポニーテールをした可愛い女の子が涙目で、『一緒に遊ぼう?』なんて言われるとどうしても断ることはできなかった。
あいつは、幼稚園、小学校、そして中学になっても、俺にべったりだった。自慢じゃないが、俺の容姿は自分では良くもなく、悪くもなく平凡だと思っている。そんな俺とよく一緒にいて、他のやつと遊ぶときとかも俺を誘ってくる、贔屓目を差し引いても美少女なあいつを気にしている奴らは、俺のことが気に入らないらしく、暴力は振るってこないが、あいつがいない時などに悪口を言ってきていたし、どうやらあいつにも俺の悪口を言っていたらしい。まあ、まったく効果がなかったわけだが…
―――――――とにかく、俺自身は普通だ。そう、普通なのだが、俺の近くが普通じゃなかった。そして、俺が地元を離れる決断をしたのもあいつ……月見里美星が関係している……
あの日―――中学三年にあがる直前の日――――、俺はいつもあいつが起こしに来る時間よりも早く目が覚めたので、目をこすりながら起き上って窓のカーテンを開けた。
何気なく窓の外を見ていると、『じゃあ、宗ちゃん起こしてくるね!いってきまーす!』という声とともにあいつが玄関から出てくるのを見かけた。
あいつは玄関から道路に出ると俺が見ているのを見つけて手を振りながら『宗ちゃん、おはよー!!』と挨拶をしてきた。――――――――その時だった……、あいつの足元に急に青白く輝く魔法陣らしきものが現れたのは……そして、あいつは居なくなった……この世界から…―――――-
それからが大変だった………
あいつがいなくなって、すぐに俺は部屋から出てあいつが消えた場所まで急いだ。行く途中、母から「おはよう。どうしたの?」と言われたが、俺はその時そんなことにかまっていられず、靴も履かずにすぐに家を出てまだうっすらと光る魔法陣に触れた、しかし魔法陣は全く反応せず、すぐにその光は消えてしまった。俺は、あいつが消えてしまったという現実を受け入れることができず、只々その場で呆然としていた。
そして、あいつが消えた後、驚くべきことが起こった。正気を取り戻した俺は、家にいた母やあいつの家のおばさんにあいつが消えてしまったことを言ったのだが……。誰もあいつのことは覚えていなかったのだ。いや、覚えていないというより、最初からいなかったかのように俺以外の全てが改変されていた。それは、あいつに関する皆の記憶の消失?改変?だけではなく、あいつと写っていたアルバムの改変、あいつの小学生の弟の月見里歩がなぜか俺の一個下の女の子になっていたこと(どうやら俺の子供の時からの幼馴染は彼(彼女?)になっているようだ)など、あいつにかかわるすべての情報からあいつは消えていた。そう、まるで今までのあいつは夢か幻であったかのように………
俺はそれがひどく怖かった。そして、あいつのことを話す俺のことを見る両親や友人たちの目が嫌で仕方なかった。そして、そんな両親たちの傍に居るとあいつのことをいつか忘れてしまうんじゃないかと思ってしまい、それがとても…とても恐ろしかった。まあ、他にもちょっとした理由もあり、俺は家を出ることを決意したんだが………――――――――――
そして、高校進学を機に俺は他県の高校に入学し、一人暮らしをすることにした。俺は、あいつのことを忘れないよう、日記にあの日以来ずっと書き続けていた。あいつがもし、戻ってきたらまたすべてが元通りになるかもしれない、でも、俺という例外がいたようにもしあいつが戻ってきても皆の記憶が、存在が元に戻るとは限らないかもしれないと思って……
高校に入学して、なんやかんやあったが普通の生活を送っていた俺は、明日から高校での初めての夏休みを迎える日の夜にある夢を見た。そう、あいつの夢を―――――――――
―――――――夢の中のあいつは、どこかばつの悪そうな、嬉しそうな顔をしていた。夢の中で俺は、あいつとたわいのない話をしていたと思う。そして、話の最後にあいつは言った。『きっと戻るから。』とだから俺は『ああ、わかったよ。』と答えた。そして、だんだんとあいつの姿が霞んでいくなか、俺の意識もまどろみから覚醒するようにだんだんと遠くなっていく途中、あいつは思い出したように言った。『あっ、忘れてた!宗ちゃん、私が戻るまでこの……を…がい………』よく聞き取れなかったがあいつが何かをお願いしているのはわかったので、ぼんやりした意識の中、俺はうなずいた。そんな俺の様子を見て、あいつはどこかすまなそうな顔をすると何かを俺に差し出した。意識がはっきりしていないせいか俺はそれがなんなのかよく見ることができず、そのまま俺の意識は夢から浮き上がっていった―――――
―――――………そして、目が覚めた俺の胸の上に乗っていたそれを見た第一声が冒頭のあれである。
それは、一言で行ってしまえば、『モザイク』であった。
そう、この話は俺とモザイクが繰り広げる様々な日常をつづった、いたって普通の高校生活のお話である!
……………っって、なんじゃあそりゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
一話ごとの長さは、大体毎回このぐらいにしようかなーって思っています。まだ次話を書いていないので、次がいつ投稿になるかはわかりませんがなるべく早めに投稿したいと思います。




