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第三章

第三章 前半


ななしねこside

AM.9:00

ななし「うーん」

俺はまるで漫画の世界の貴族のような気分でベットから目が覚める。

ななし「おいなづ起きろ」

俺は隣でいつまでも寝てるバカを叩き起した

なづ「うううううううう」

ななし「はあ汗」

ななし「俺弟迎えに行ってくるわ」

なづ「…えちょまって…俺も行く」

ななし「遅いから置いてくわー」


駄々をこねるなづを無視して俺はスタスタと寝室を出て弟に電話をかけた

ななし「もしもし弟」

白院「ねこ兄どうした?」

ななし「今から迎えに行くから隙をみてそいつらから離れろ」

白院「え?ああうんわかった」

電話を切った


ななし「さーて準備しますか」

俺は荷物を鞄に詰め込んだ

ななし「そういえば大きな荷物も連れてかなきゃな」


ー寝室ー

………

ななし「お前まじでさあ…」

なんとあんなに駄々をこねていたなづは二度寝をしていた

ななし「さすがに置いてくわ」

俺は寝室を後にした


第三章 後半


るおside

るお「おーここが王都か」

るし「これほんとの異世界転移じゃん」

白院「…」

お↑れ↓達は王都を見て回った


るし「あ、これかわいい」

るお「ほんとだ!るしに似合ってるよ」

そんな他愛の無い話をしていたが白院くんは全く口を開かなかった

るお「白院くん大丈夫?」

白院「……え?あうん大丈夫!」

さすがにこんな白院くんに不信感を抱いたが特に何も指摘せずそのまま王都を探索した


だが…

A子「キャーーーー」

X男「く、くるな変出者!!」

???「…」

奇妙な光景が目の前に広がった

るし「え?やばくないあれ」

白院「…やっとか」

白院くんの反応が気になったが今はそれどころじゃない

るお「バレないように逃げよう!!」

こうしてお↑れ↓達は王都の路地裏まで逃げた。不審者がこちらを見ていたような気がしたことは気にせずに。


ー路地裏ー

るお「はあはあはあ」

るし「…ふー」

呼吸を整えて辺りを見回した。

るお「あれ?白院くんは?」

るし「ほんとだ…迷子になっちゃったのかな」

嫌な予感がした。

るお「急いで探さなきゃ_」

バンッ_

もの凄い音がすぐそばで聞こえ、お↑れ↓は地面に倒れ込んだ。

意識が朦朧とする。

そんな中俺は上を見上げた。そこには見覚えのある顔があった。でも、白院くんではなかった。

るお「だ…れ…」

???「みつけた」

ここでお↑れ↓の意識は途切れた_

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