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パニック関連

宇宙に棲息する巨大な生物から生活場所を守るために

作者: よぎそーと
掲載日:2022/09/25

「来たぞ」

 観測員から通信が入る。

 展開する部隊は表示される画像に目を向けた。



 人類が宇宙に進出した時代。

 広大な生存間を確保するために躍動した人々は、そこで大きな脅威と出会う。

 宇宙そのものを住処とする生物。

 宇宙海獣に。



 魚が海を住処とするように。

 宇宙海獣は宇宙を住処としていた。

 その大きさは巨大で、確認されてる標準的な海獣ですら数百キロの全長を持つ。

 最も大きなものだと、それこそ何万キロという巨大さだった。



 そうした宇宙海獣の一匹が、人類の生存圏内に接近していた。

 迎撃をするために宇宙軍が展開していく。



 巨大な宇宙海獣であるが、倒せないわけではない。

 深い傷を与え、体を一定以上失えば活動を停止する。

 体内に入り込み、心臓部を破壊しても良い。

 簡単に死にはしないが、殺す事は出来る。

 曲がりなりにも生命体だからだ。



 あるいは、進路を変更させる事ができればそれで良い。

 ようは、人類の生存圏に入らせなければ良いのだ。

 倒すだけが全てではない。

 しかし、この場合、後日再び襲いかかってくる事もある。

 結局、どうにかして倒す方が手間が省けて良い。

 なので、出来るだけその場で仕留める事が求められていた。



 その為に軍が出動する。

 巨大な宇宙海獣を倒せるのは、最大火力を保有する軍にしかできない。

 今回も宇宙海獣の前に展開し、攻撃を待つ。

 戦艦が、人型ロボットが。

 照準を宇宙海獣に合わせていく。

 射程に入ったところで、それらは攻撃を開始していった。



 首長竜に似た姿をした今回の宇宙海獣。

 その胴体に次々と攻撃があたる。

 そのほとんどが表皮を削る程度の損害しか与えない。

 だが、何発も続けて撃てば、やがては体内を穿っていく。



 艦砲射撃から人型ロボットによる肉薄攻撃。

 様々な攻撃が宇宙海獣に向かう。

 体の様々な部分を吹き飛ばされて宇宙海獣は苦痛に悶える。

 それでも攻撃は止まらない。

 宇宙怪獣を倒すにはまだ至らないからだ。



 宇宙怪獣とて黙ってるわけではない。

 口からビームを吐き出す。

 体中のあちこちについた目のような器官からもビームを出す。

 それらが宇宙怪獣を阻止しようとする部隊を襲う。

 何機かの人型ロボットが撃墜される。



 その攻撃をぬって、何機かのロボットが接近する。

 危険ではあるが、接近しないとできない事がある。

 それを遣るために、撃墜を恐れずに宇宙怪獣に接近していく。



 人型ロボットが宇宙怪獣に肉薄する。

 その表面に取りつき、ビームソードを突き刺す。

 短距離専用ビーム兵器であるそれは、最大火力で宇宙怪獣の表皮を貫通する。

 そのままロボットは、宇宙怪獣の体表を走り抜けていく。

 進むごとに宇宙怪獣の表皮が左右に裂けていく。



 そこに攻撃が集中する。

 表にあらわれた宇宙怪獣の細胞組織。

 それらが攻撃によってえぐられていく。

 体の内部を破壊されていく宇宙怪獣。

 さすがにこれには耐えきれず、宇宙怪獣は絶命していった。



「目標沈黙」

 観測結果が部隊全体に通達される。

 ここでようやく誰もが一息入れることができるようになった。

 もっとも、作業が終わったわけではない。

「続いて解体にうつる」

 戦闘終了後の処理がはじまる。



 宇宙怪獣の体は様々な資源が内包されている。

 通常では入手不可能な物質もだ。

 撃退後はこれらを回収する事がほぼ義務づけられている。

 手間のかかる作業だが、希少物質を手に入れるためだ。

 巨大な脅威を倒したあとの、ささやかな報酬と言える。



 それを手にして部隊は帰還していく。

 命がけの作業を終えて。

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