序章:神が愛した子供達
これはファンタジー小説になります
ファンタジーがお嫌いな方は引き返すことをお勧めします
皆様初めまして私の名はピークリー 昔の話を語る者です
皆様は
「生まれ変わり」という言葉を信じますか?
信じる者も信じない者もこのお話を聞けば信じない者は信じ 信じる者はより深く考えることでしょう
昔々ある所に 神々の住む聖地 天界がありました
天界の神は子供が二人おりました
天界の者達はその二人を神の愛娘と神の愛息子と呼びました
この世界は自分の守護神に龍を使わせておりました
神は娘に光の龍を息子に闇の龍を授けました
この二匹は天界でも特別な力を持つとされてる龍でした
そして娘と息子を妬む者もおりました
ある者は
「別の龍を授けるべきだ」またある者は
「あの二人にあの龍はもったいない」と言う者が沢山おりました
しかし神は二匹を二人の守護神とし引き離そうとしませんでした
二人は二匹をたいへん可愛がりました
二匹も二人にたいへん懐いておりました
そんな様子を見て神は幸せだったのです
しかしそんな幸せも長くは続きませんでした
今までの神への怨みとあの二人に託した二匹の龍を気に入らない人々が反乱を起こしました
怒りや妬みを持った人々に神は負けてしまいました
そして神と娘と息子は殺されてしまいました
守護神の龍は守護する者が死んだらいなくなる者なのですが
光の龍と闇の龍は守護する者が居なくなっても消滅しませんでした
二匹は主人が居なくなったためとても悲しみました
悲しんで悲しんで泣き続けました
それは300年続きました
龍はいまだ泣き続けていました
そんな悲しい姿を見た女神が二匹の龍の前に現れました
「貴方達の主人の生まれ変わりが生まれるまで眠りなさい
生まれたら私が起こしてあげましょう」
女神はそう言うと二匹の龍を寝かせました