社交ダンス
名前間違いのご指摘ありがとうございました。
今後はこんなことがないように気を付けます。
訂正しました。
今日はダンスレッスンの開始日です。
この世界の社交デビューは早いらしく、10歳で社交デビューなのです。
だから、その準備をするためのダンスレッスンです。
あまり運動をしたことがないので、不安ですが…
「桜花様、今日はまず、社交ダンスの種類を知りましょう。
社交ダンスといっても色々な種類があります。
種類の名前までは覚えなくて良いのですが、ステップは覚えておいた方が良いかと。
今から踊りますので、見ていてください。」
わあ、綺麗。それに楽しそう…
社交ダンスなんて初めて見たけど、してみたい…!
「早くやってみたいわ!」
「!そうですか、意欲があることは良いことです。まずは立ち方から参りましょうか。
桜花様は姿勢が綺麗ですので、姿勢はそのままに、手はこのように…
はい、これが基本姿勢です。」
あら、割りときつくない?でも腕が少し疲れるわね。
「腕がきついわ…」
「最初はどこかしらがきついものです。
慣れれば大丈夫ですよ。でももう少し肩の力を抜くとよろしかと思います。」
「分かりましたわ。」
お、本当に楽。
「本当に楽になりましたわ!」
「それならば良かったです。次はそのままステップの練習をいたしましょうか…」
「えぇ。」
~数時間後~
「素晴らしいです、桜花様。
初日でここまで出来るなんて…」
「誉めてくださり、ありがとうございます。」
やった、とゆうか、とっても楽しい!
「基礎はほぼ完璧ですので、次のレッスンでは他のステップもやってみましょう。
今日のレッスンはここまででおしまいです。」
「ありがとうございました。」
とっても楽しかったわ!
「失礼します、桜花様、旦那様がお呼びです。」
「えぇ、分かったわ。」
「失礼します、お父様、お呼びでしょうか?」
「あぁ、桜花。今日はね、そろそろ優花にも庶民を知ってもらわなければいけない、と思ってな。
1週間後、お忍びで町へ行ってもらう。
お金の数え方は習ったな?決まった現金を渡すから、好きなものを買ってきていいぞ。
勿論、護衛は付ける。いいかい?くれぐれも、くれぐれも気を付けるんだぞ。」
「そんなに心配しなくても大丈夫ですわ、お父様。」
そう、この家の決まりなのか、8歳になった時点で庶民の土地を体験しに行くのです。
庶民がいるからこそ、上が立てる。我が家ではそういう考えなんですよ。
一度行くと、後は護衛が揃いさえすれば自由に行って良いことになっています。
あまり頻度が高すぎると危ないのでダメですが。
さて、説明も終わったところで、今日も可愛い天使たちに会いに行きましょう。