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元の世界に帰れないらしいから、腹いせで異世界を作り替えます。   作者: フルーツ タルト
第1章 異世界生活 入門編
1/2

001 プロローグ

初めまして


今回が始めての作品です。おそらく、つまらなかったり、「何だこれ」と思ったり、文章が変だったりすると思いますが、暖かく見守っていただけると幸いです。


見直しはしているつもりですが、誤字脱字がありましたら、ご指摘ください。

 

  Note 00:なんか、異世界来たらしい。


 ━━━━暖かい。明るい。 風が涼しい━━。


  と思った。が、ありえない。そう、ありえないのだ。確か自分は、部屋でずっとネット友達とボイチャしながらネトゲをしていたはず……。


  寝てしまったのだろうか?いや、それも違う。

  部屋の中で寝てしまったならば、ベッドの柔らかい感触あるいは床の固くて冷たい感じがどこからか伝わってくるはず……。だが、背中や首、頭から感じるのは、草のふかふかしつつもややトゲのあるような感触。


  怖くなって、周りを確認しようと思い目を開けようとしたのだが開かなかった。否、開けられないのである。体を動かそうとしたが、動かなかい。声を出そうとしたが、無論、出なかった。


  (おいおい、嘘だろ。これって金縛りってやつか?こんな時に起こるとか運悪すぎたろ、俺……)


  おーい誰か助けてくれー、と心のなかで言っていると遠くから声が聞こえてきた。

  「これな……う?」

  「……。危ないなぁ、もうち……と火……抑え……?」


  ━━何をしているのだろうか

  非常に気になる。


 と、声に変化が表れた。

「大…夫…丈…夫、まだまだ……よ!…………!」

「ち……と、強…ぎない?」

「それ!」

「━━!そ……いしきれない!…………っあ!」

「まずい、……た! 飛…………に誰かいるよ!」

「━━━!危ない!」


  えっ? 危ないって俺のことか?いや、俺逃げられんし。確かに、何もできんとか危ないけどさ。というか、何してんの?



  ━━━━ガッシャーーン。


  と音が聞こえたと思ったときには自分の顔で()()()割れていた。

  「いって、いや、あぁぁぁっっっつぅぅぅぅうう?!」


  転がりまわる。

  ただひたすらに転がる。 だってメッチャ熱いんだよ?!


  体は動いたが、火傷?を負ったせいか目は開かなかった。


  しばらく、そうしていると声が掛かった。

「大丈夫ですか!」

  綺麗な声だった。まるで、鈴のようなの可憐さがある……。


「今治しますからね、『ヒール』!」

 と誰かが唱えると顔の痛みがなくなっていった。


  目を開けると、そこにはフードで顔を隠した人がいた。


  女……なのだろうか。フードを目深く被っているので、表情は伺えない。

  見た目は、全体的に焦げ茶色だった。フード付きコート?のようなものといかにも使い回して古びたダブダブのズボン、険しいを歩くには向いていなそうな━━えーっと、ムートンブーツってやつか━━だった。


  と、助けてくれた人を見分していると一瞬強風が吹き、その人のフードが外れ顔が丸見えになった。


  綺麗な顔だった。全体的にまだ幼さを残しつつも十分に大人のような顔立ちだった。肌は雪のように白く、目の色は優しいながらも存在感のあるサファイア、髪は銀を鋳溶かして細くしたようで、日の光にさらされ輝いている。そして耳は若干短いが尖っている。

  ん?尖っている?尖った耳……なんか見たことあるな……何の特徴だったかな?


  と、助けてくれた人をじーっと見ながら考えていると、

  「あのー、大丈夫ですか?」

  「おわっ?!びっくりしたぁ……」

  「私の顔じっと見つめてどうしました?何か付いてましたか?」

  「いや……、あんまりにも可愛いかったんで、見とれてました」

  「━━━━━っ!…………褒めたって何も出ないわよ?」

  思っていたことをそのまま言うと、彼女は顔を赤くし次に冷めた表情でそう言われた。


  「さて、大丈夫だったみたいだしそろそろ行くわね」

  「━━━━えっ?」

  「……?だって、そうでしょ?私が貴方に怪我を負わせただから、貴方の怪我を治した……ただそれだけのことでしょ?」

  (……はい……ごもっともです…………)


  自分の無言を肯定と受け止めたのか、彼女は立ってフードを被ろうとした。そのとき、彼女はあるものを見つけた。

  「これ、貴方のもの?」

  「━━っ!ああ」

  「へー、何だか変わったものね。黒くて四角くてそれに薄い…………何これ」


  現代人の必需品にして、俺の大事なもの……スマホであった。にしても、なぜ本体だけ?充電コードとかはなかったの?と思っていると

  「ってことは、これも恐らく貴方のね。どうぞ」

  「っお、ありがと」

  「何この細い紐と、四角くて分厚い箱のようなものは……。奇妙ね」

  「━━━」

  充電コードコードとしばらく使っていなかったソーラー式充電器だった。





  「「姉様ーー!!」」とさっきからずっと立って待っていたちびっ子2人が呼んだ。

  おっと、じゃ今度こそさよならね、と彼女は改めてフード被ろうとした。


  「待って!!」

  ━━カシャッ。

 彼女が振り向いた瞬間俺は瞬間的に開いたスマホで彼女の写真を撮った。

  「…………なに?」

  「いや……、何でもない」

  「……?」



  彼女はちびっ子を連れ去っていった。俺は、その姿を見えなくなるまで見守っていた。

  彼女、可愛かったなーー、めっちゃ美人だったし もっと話ししたかったなー

 スマホに保存した写真を見ながら思う。


  そういや、彼女姉だったんだな。ちびっ子2人に「「姉様ーー!!」」とか呼ばれてたし。




  ふと、周りを見回す。

  んで、


  ━━━━━━━━そういやここってどこなの?






 

 

どうでしたか?

時間がありましたら、感想をお願いします。



忙しい身ですので、定期的な更新は難しいと思いますが、面白いと思われた方、気になった方も、気長に待ってください。


なるべく、早め早めの更新を心がけます。


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