移転
「へ?」
間抜けな自分の声!
見知らぬ場所で呆然と立ちすくむ俺!!
ここが、クロミの言っていた異世界なのは、わかる!
だが、ここはどこ?
周囲を見回しても木!木!木!木!
森だろうが…道らしきものもない!
こんなところに転移させられて、どうやって冒険者になれってんだよ
魔物がいる世界だって説明受けたけど冒険者になる前に魔物に襲われて死んだりしないよな。
それに、由梨絵は前世の記憶がなく俺を知らないって最後に言ってたな…。
子爵家の令嬢に、見ず知らずの平民冒険者が結婚してくれって言い寄ったら
捕まるんじゃないだろうか?
いろいろと不安になってきたが、気を取り直してこの森を出て町でも探そう!
町の場所や方向もわからない距離しすわからん!!
あーー!
由梨絵の転生後の名前や住所って言うのか?いる場所とかわかんねぇー。
そういえば、チートくれるって言ってたな確認してみるか!
「ステータス」
声に出さなくても見れるらしいが、周りに誰もいなし初めてだからなんとなく
叫んでみた。
トール・クロイ 15才 男 人族(平民)
称号 なし
Lv 1
HP 300/300
MP 300/300
筋力 100
耐久 100
敏捷 100
魔力 100
魔法
火魔法 Lv1
水魔法 Lv1
風魔法 Lv1
土魔法 Lv1
回復魔法 Lv1
空間魔法 Lv1
生活魔法 Lv3
スキル
言語理解 LvMAX
鑑定 Lv1
剣術 Lv3
身体強化 Lv1
加護
クロミエルの加護
おぉ、Lv1だが魔法が使えそうだし剣術がLv3!剣道2段が反映されてる?
Lv3がどれくらいかわからないなと見つめていると鑑定が反応したみたいだ!
鑑定Lv2になったと頭で認識出来たとたんLv3の横にLv3(熟練者)と見えるようになった
鑑定のLvも確認してみるとLv2(一般者)ある、Lv1も見てみるとLv1(見習い)となっていた
加護の表記を見てみると、
クロミエル(イーリスの創造神)の加護(経験値・スキルの取得の補正)とあった。
たぶん、この説明はなかったがクロミのことだと思った。
あとは、所持品だと思いクロミに説明受けたように頭の中でアイテムボックスと言うと
中に入っているものが頭の中に浮かんでくる。
剣・ポーション・MPポーション・食料が日分でお金は、ない!
なんか微妙だ、この森で剣を使い魔物で狩って金目の物でも得るしかなさそうだ
俺は、剣を取り出し鑑定してみる
剣(ランクC)
付加 なし
ランクCに目をやると、ランクC(一般的)と説明がでた。
…どれが、チートなのかわからないが多分加護なんだろう!
気を取り直し、町でも目指そう!
方向すらわかなないから、一方向に決めその方向に進みだすのだった。