【200文字小説】あなたには無理
「私、漫画家になる!」
小さいころからの夢だった。
それは10年後の今も変わらない。
しかし周りからの視線は冷たい。
「お前には無理だ、現実を見ろ」
皆同様のことを言う。
なんでそんなこと言うんだろう。
やはり私には漫画家は向いていないんだろうか。
学校の先生に相談しても困ったような顔をする。
そんなあるとき、思い切って母親に相談してみた。
「私、漫画家に向いてないのかな」
すると母親は困りながらこう言った。
「向いているも何もあなた、両腕がないじゃない」
初めて書いた短編小説です。
そもそもはじめて文章を書きました。
趣味で小説を書きたいなと思い、練習がてら投稿しています。