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三時間目:『ナディア王国』の話

セラフィナ先生の『星アリ』教室、三時間目です!

(少し長かったので三時間目と四時間目を分けました)


 みんなー、おっはよー!


 フィナだよー。

 セラフィナ先生だよー!


 今日もいい天気だねー!

 あ、みんなのところだどうかなー?


 さて、休憩も終わったところで、三時間目、元気に行っちゃいましょー!


 三時間目はねー、私たちの国『ナディア』について!


 特に、ナディアの地理的な特徴とか、この国にある都市なんかについて喋るよー!


 あ、ちなみに私の授業中は、飲食OKだから。

 コーヒー、紅茶、牛乳飲みながらでも、ごはんとか食べながらでもOKだよ。

 大人のひとは、お酒飲みながらでもいーよー!

 でも、飲み過ぎないようにね。


 じゃあみんな、準備はいいかな?


 それでは、三時間目!

 始まり、始まり~!



     Ψ


①ナディアという国の地理的な特徴


 私たちの国『ナディア王国』は大陸の一番西南端に位置する国だよ。

 西側と南側、つまり半分以上を大海に囲まれてるんだ。

 逆に北東側の国境は、南北を縦断する霊峰オルスター山脈まで。


 この大山脈の向こうは千年の歴史を持つ隣国、ローエンデール皇国の領土だよ。


 ナディアは海からの恵みはもちろん、人が住める領域にも肥沃な土地が多くて、とっても資源が豊かな国。

 でも、他の国々からはよく『魔境』なんて揶揄されることもあるんだ。


 なぜなら、魔物がそこら中を徘徊しているこの大陸の中でも、ナディアは特に危険な魔物が多いからなんだって。


 もちろんそれには理由があるよ。


 それはこの国の南の端に『奈落渓谷』って言う、『瘴気』生産工場みたいな、それはそれは物騒なスポットがあるから。

 実際には、この大渓谷の奥深くのどこかにある地下迷宮(ダンジョン)が『瘴気』の源らしいけど。


 嘘かホントか、ダンジョンの中には大昔に封印された大魔族が眠っているのだとか。


 とにかく、この『奈落』が大量の瘴気を吐き出しているせいで、魔物の数も脅威度も、他の国々より遥かに多いらしいよ。


 ちなみにこの『奈落渓谷』は、昔お兄ちゃんやシュカがいた場所なんだけど……その話はまた、おいおいね。


 ナディアの国土は広大で(と言っても、実際に人が住めるのは一割ちょっとなんだけど……)、北には険しい山岳地帯が延々続くし、中央付近にはおっきい湖もあるし、南の方にはこれまただだっ広い砂漠もあるよ。

 ナディア国内の中でも寒冷な地域もあれば温暖な地域もあるくらいだしね。


 ちなみに、私たちが普段いる王都レグルスがあるのは最西端で、海にもほど近いところ。


 国内でも温暖な地域なんだけど、王都自体は海抜千メートルを超える高台に作られてるから、ちょっと周辺より気温が低めで、冬には雪も降るし、時々薄っすら積もったりもするよ。


 そう言えば私も小さいときは、雪が降ったらよく家のみんなと雪だるま作ってたな。


 ナディア国内の領土は、大きく分けて三つに分類できるの。

 ナディアは基本的に中央集権国家だから、貴族であっても普通は自分の領地を持たないんだけど、特別に領土を認められている人が二人だけいるんだ。


 それが『グランディス公爵』と『セイレニア侯爵』だよ。


 彼等だけは、一応、ある程度独立した自治が認められてるんだ。

 まあ、過去の歴史からの、政治的な意味合いもあるんだけどね。


 国内の領地を分けると、ざっくりこんな感じ。


 1.王国領

『グランディス領』と『セイレニア領』以外の地域。


 2.グランディス領

 国内の北側の国境、つまり霊峰アレスター山脈の麓周辺の地域。

 面積で言うと、ナディア全体のうちの二十パーセントくらい、かなあ。

 山岳地帯が多くて、寒冷な地域だよ。冬は結構雪が降るみたい。首都は『アーセラ』。


 もともとは『大地の民』が国を築いていたところで、だから今も住んでいる人のほとんどがが『大地の民』なんだよ。


 3.セイレニア領

 大陸の西に二つの大小の島があるんだけど、これがセイレニア侯爵が納めるセイレニア領。

 大きい方の島がその名も『セイレニア』、小さい方が『カリプソ』って言うの。

 首都はセイレニアにある『ネリッサ』。

 こっちは温暖……ていうか島の西側を流れる暖流の影響で常夏に近いみたい。

 リゾート地としても有名だよ!私もいつか遊びに行きたいなー。


 ちなみにセイレニア領に住んでいるのは、ほとんどが『海の民』の人たちなんだ。



②ナディアの『七大都市』について


 続いてナディアの主要都市をざっくり紹介するね。


 ナディアの人口はおよそ一千万人。


 大きな街もたっくさんあるんだけど、特に人口十万人を超える都市を『大都市』って呼んでるんだ。

 ナディアにある『大都市』は全部で七つ。


 これも細かく話し出すときりがないから、名前と三大都市だけちょっとコメントするくらいにしとくね。


 大きい順に並べると、こんな感じだよ。


 1.王都レグルス・・・言わずと知れた、国王陛下が住まう都。王宮『アークトゥルス城』があるよ。私たちの家もここに在るよ。まあ、お兄ちゃんは遠征任務ばっかりで、家を空けてることの方が多いけどね。家長のクセに。


 2.サザンクロス・・・ナディア最大の港湾都市。めっちゃ綺麗な街で、立ち並ぶ家々もとっても可愛らしいの。ナディア建国前は『海の民』の勢力圏内だったみたいで、『マリンピア』⇒『マリステラ』⇒『サザンクロス』……と街の名前が変遷した特殊な街でもあるよ。


 3.サンダリアン・・・砂漠の端にある交易都市。『砂漠の入り口』とか『魔都』とかいろんな呼び方をされてるんだ。ナディア最大の冒険者ギルドがあるんで、冒険者の街でもあるね。王都以上にいろいろな人種が集まる街だから、活気もあるけど、その分治安維持も大変みたい。


 4.アーセラ・・・グランディス地方の首都だよ。


 5.プロキオン・・・七大都市の中では、一番王都に近い街。


 6.ネリッサ・・・セイレニア地方の首都だよ。もちろん、セイレニア島にある。


 7.カリプソ・・・島名と同じ名前の街。ここはセイレニア侯爵の権限のもとで、代々ブラッドフォード伯爵が納めてるんだ。



 ちなみに、街の名前から、もともとどの民族の領地だったかがだいたい推測できるんだけど……みんなは分かるかなー?


さて、三時間目はこの辺で終わり。

次の授業では、ナディアの話をする上で避けて通れない、三つの『民族』の話をするよ。

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