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No.008 街

琴音:前回、第7話「戦闘……?」までのあらすじ!

   つよーい悪魔と戦って、何と勝ちました!私1人で!

ノア:雑魚悪魔と死闘繰り広げてた奴が何言ってんだ。

琴音:何ぅをぉう?

   私だってね、私なりに頑張ってるんですよ!

セレ:あぁ、ちょっと、ヤバいよ!

   まだ本編始まってないのに!ケンカしないで!

   と言うことで、そろそろ街に着くよ!

   あ、ほらそこ!殴らないで!

「ここが中央国家ヒューダの都市、スペリアだ。」

「うわぁ……。」

 思ったより文明がすごい。

 コンクリート…かな? 3階建てとかあるし。

 流石にビルとかスカイツリーとかはないみたいだけど。

「ちなみにヒューダの首都ウェランはもっとすごいぞ。最新技術をふんだんに活用して街づくりしてるからな。」

「へー。しばらくしたら行ってみたいな〜。」

《地上30mくらいのビルとかもあるんだよ!》

え、すご。

「あ、ちなみにお前にはこれから試験を受けてもらう。」

えっ?

「ん?」

……。

…………。

…………………。

何この急展開は!

「断固拒否!」

「駄目だ。」

「何で〜!?」

「今から説明してやる。

まず、この世界では全国冒険者協同組合、通称全冒協というものがある。」

《冒険を進めていく上で、加入しておいたほうがいい会員制の集まりだよ!全冒険者の99%程が全冒協の会員と言われてるよ。》

「それに入るには、まず、魔法実用技能検定、通称魔検を受けて結果を残す必要がある。」

《1次試験は筆記、2次試験は実技だよ。結果によって、F級からS級まで決まるんだよ。ちなみにFからAは+と−の二段階に分かれて、合計13段階の階級になってるんだよ。》

なんか話が唐突に難しくなってきた……。

「で、魔検を一回受けるのに1ソルド、全冒協に加入するのに2ソルド、月々1ソルド支払う必要がある。」

「そこそこかかるんだね……。

で、今の所持金は2ソルドと10トロンしかないけど、どうするの?」

「バイトで稼ぐしかないだろ。」

「……。」

「……。」

「よろしく〜……。」

「まあ、バイトくらいはするが、お前は代わりに勉強な。

あと、下宿代1月6ソルド、参考書代計60トロン、服代計2ソルド、魔検全冒協3ソルドその他諸々2ソルドで、合計12ソルドくらいは追加で稼がなきゃか?」

「いろいろとかかるんですね〜……。」

「だから、お前には受かってもらわないと困るんだ。冒険者にならないと国営ダンジョンとかに入れなかったり情報提供してもらえなかったりするんだ。」

セレいわく、他にも仲間ができるかどうか、とかイベントや特典、キャンペーンなども冒険者のランクによって決まるらしい。思いっきり階級社会だ……。

「ちなみに試験は……ちょっと[すまほ]貸せ。今日が12月30日……って、もう年末か。……。」

「どしたの?」

「いや、次の試験が3月20日なんだ。」

「えぇ……。結構間あくね。どーすんのこれー。」

「3ヶ月待つしかないだろ。」

ちぇっ。せっかく転生してすごい冒険でもできるんかと思ったら、こんなとこで足止めか〜。しかもテストって。なんか、転生って思ってたのと違うな……。

セレ:次回、第9話「勉強と労働」!

琴音:ねぇ〜、なんかこの世界もうちょっと転生世界みたいにならない?

ノア:さっきから何言ってんだこいつは。人生そんな楽にいくわけないだろ。いいか、人生ってのはだな……。

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