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僕は天使に守られている。  作者: 嵐鳥夢花
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盾の使い方

レーナと訓練を始めて2週間が経った。

僕は、レーナと互角に戦えるようになっていた。

互角と言ってもレーナは本気じゃない。

彼女は基本、槍を2本使って戦うスタイルらしいが、僕との訓練時では1本しか使ったことがない。

だから、互角に戦えても全然嬉しくなかった。

「空、強くなったね!!

そろそろ私も勝てなくなるかも…」

「ご冗談を…」

「冗談じゃないよ!!この2週間で私とほぼ互角に戦えるようになるって凄いことなんだよ!!!!」

「全然実感がないよ…??レーナに毎回ボコられるんだから…」

「それは、私だって負けたくないもん!!」

そう言いながらレーナは笑って僕の肩に手を置いた。

少しムカついたけど、落ち着くことにした。

レーナはとても負けず嫌いな性格だった。

大地とレーナの手合わせを見た事があるが、

大地が優勢だった時に難癖付けて逃げたことがあった。

大地に聞いた所によると、何度かあるらしい。

私が負けるなんてあり得ないと言っていたのも聞いた事がある。


「よし、空!!始めるよ〜!!」

「次こそ勝つ!!」

「やってみなさい、空くん!!」

そう言うと同時にレーナは槍を出し、僕の腹目掛けて突き刺してきた。

僕は後ろに飛びながら腕に盾を作り、腹に構えた。

槍は盾に突き刺さった。僕の腕に穴は開いていない。良かった。

硬度を1番高い盾を作ったはずなのに、1発で穴を開けられた。

レーナはニヤっと笑い、槍を抜き盾目掛けて蹴り込んだ。

「うっ…」

僕は後方に飛んでいった。

威力ありすぎるだろ。

顔を上げた時に、レーナはこっちに向かって飛んで来ていた。

僕は、円状の盾を作りレーナに向かって投げた。

どこかのヒーローがやっていたのを真似してみた。

レーナは冷静に槍で飛んで来た盾を弾いた。

すると、レーナは驚いた顔をしていた。

なぜなら僕も盾を投げた直後に盾を作り、前に構えて飛んで行った。全力の体当たりだ。

レーナは急上昇した避けた後に、

僕の背中を思いっきり殴った。

そのまま地面に叩きつけられた。

起き上がろうとしたが無理だった。

レーナが僕の背中に立っていた。

「ふふふ、まだまだだね♪」

その瞬間、レーナが飛んで行った。

「いてて…いつの間に盾を投げてたの…!?」

「体当たりする前だよ……」

僕は立ち上がった。

そして、両腕に盾を作り上げた。

「行くよ、レーナ」

レーナの槍が飛んで来た。

左腕の盾でガードした瞬間、盾が壊れて消えていった。

焦った、1発で壊されると思っていなかったから。

次の瞬間、僕の首に槍が向けられていた。

「私の勝ちだね!!」

また負けた…もう少しで勝てると思ったのに。

そして今日の訓練が終わった。


訓練が終わった後は、大地と一緒に自主練をしている。

レーナとやったような事を大地ともやっている。

自主練も終わり帰ろうとしていた所に、レーナが来た。

「お2人さん、お疲れ様〜!!」

「何かあったのか??」

「いや、大地に用があって!!

訓練を始めて2ヶ月ぐらい経ったから、

そろそろ悪魔と戦ってもらうよ!!

それで、このリングを渡しに来たって訳!!」

そう言うと大地にリングを渡した。

「俺と結婚するのか??」

大地は茶化して聞いた。

「違うわー!!良いからこのリングを指に付けて!!付けた?そしたら、天具を出す感覚でリングに力を込めてみて!!」

大地が言われた通りにリングに力を込めてみた。

すると、リングが輝き光出した。

「これで、天使の力をリングにも分割する事ができたよ!!こうする事で万が一があっても平気だね!!」

「いやいや、意味が分からないよ!?」

僕は突っ込んでしまった。

「相変わらずですね、レーナさんは」

聞いたことない声が聞こえてきた。

声のする方を見てみるとそこには天使が立っていた。

髪が長く赤色で眼鏡をかけている。

とても優しそうな天使だった。

「あっ、アン!!戻ってきたんだね!!」

「はい、今戻りました。

そちらのお2人が槍と盾の継承者ですか??」

「うん、そうだよ!!

この強そうなのが槍の継承者大地で、この優しそうなのが盾の継承者空だよ!!」

僕と大地はお辞儀をした。

前に神様が言っていた僕の座学の先生だと思った。

そして、アンは話し始めた。

「さっきの話ですが、天使の力は心臓に宿っています。なので、もし心臓を壊されてしまった場合は天使の力を使えません。ですが、そのリングに力を分割しておけば心臓を破壊されても少しの間は天使の力を使えます。

リングには、天使の力と第2の心臓としての役割があります。

これは噂ですが、リングを他継承者に渡し、力を使うことができるらしいですよ。今まででいないらしいですが。

こんな感じで説明は大丈夫だったでしょうか??空さん??」

「はい、なんとなく分かりました。

ありがとうございます、アンさん!!」

だから、あの時出会った悪魔は心臓を狙ってきたのか。

「分かって頂けたなら良かったです。

では、明日から宜しくお願い致しますね、空さん」

「こちらこそ宜しくお願い致します」

「そろそろ話終わったかな??

空帰ろうぜ!!」

「そうだね、帰ろうか」

「じゃあ、レーナ、リングありがとうな!!

それと、アンも教えてくれてありがとう!!

悪魔は俺が倒すから任せてくれ!!」

そう言って大地は僕と帰って行った。

大地は強いから悪魔なんて余裕なんだろうなと思った。


あれから2日が経った。

僕はアンと一緒に話をしていた。

「盾だとどうやって悪魔と戦えばいいかな??」

「そうですね、私たち盾の天使は悪魔とは戦うことを考えないので難しいですね。

基本的には守る事を最優先で考えます」

「そうだよね…」

「空さんは、接近戦を良くしてますね。

なら盾で様々の所を守らなきゃいけなくなります。そこを解決した方が良いかもしれませんね」

そう言われてどうすることも出来ない。

「鎧でも着て戦う??(笑)」

冗談で言ってみた。

「良い案かも知れませんが、悪魔に普通の鎧は無意味ですね。天具とかで無ければダメかと思います」

「そうだよね…」

その瞬間僕は思い出した。

小学生の時にルカが鎧を作って遊んでいた。

ルカは騎士みたいな格好をしていたことを。

集中してルカが作っていた格好を思い出し、

盾を作り上げてみた。

身体中に盾を付けるイメージで、形を自分に合わせて変える。何枚も盾を使って守るイメージだ。


「凄いですね、本当に鎧を作るなんて」

「ルカがやってたんだ…」

「ルカさんは優秀ですね」

「そうかな??でも、少し抜けてるよ」

少しアンが笑った。

「ルカさんのおかげで問題が解決しましたね」

「そうだね!!でも、相談に乗ってくれてありがとうね!!」

アンは優しく頷いてくれた。

僕は盾を鎧のように纏う事ができるようになった。


アンと話していたら、大地が顔を出してきた。

「大地どうしたの??」

「いや、レーナに用があったんだけど探してもいなくてさ。空とアンなら知ってるかなと思ってさ」

「ごめん、俺は分からないや…アンは??」

「レーナさんは、確か…」

アンが話そうとした瞬間にレーナが部屋に入ってきた。

「で、ここが勉強する場所だよ!!

おっ、ついでにアンと、大地、空みんないるよ!!」

レーナは誰かと話していた。

そして、レーナが話していた相手が顔を出してきた。


最後の継承者だ。


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