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EPISODE2 理子:side 〜赤い扉〜

〜お詫び〜 見直しをしたつもりでしたが、脱字がありました。携帯ユーザーの為、訂正に時間が掛かります。話が完結次第、訂正したいと思います。不快に思われた方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。

赤い扉を抜けると、静かな住宅街。


「・・・ここなのね」


前回来た街に違いなかった。

アパートの一室のドアが開き、長身の男性がスーツ姿で出てきた。


「パパ・・・」


小さく陸が呟いた。


「パパ・・・?」


確かにアタシのパパ、だった。不思議な事に、他人事のように感じた。懐かしいとか、久しぶりとか、実感が伴わない。


「追いかけるよ」


促す陸に、アタシは戸惑った。


「陸、ママを見てきても良い?」


「・・・そうだね、何か手掛かりがあるかもしれない」


パパの向かう方向を確認すると、アパートの一室へ入ろうとした。


その時。閃光が走り、何かに弾かれ後ろに尻餅をつく。


「な、なんで?」


陸はドアの辺りを撫でる様にしたかと思うと叩くような仕草をして、首を横に振る。


「パパは多分、駅に向かうはずだから追いかけるよ」


「もちろん!」


陸と並ぶようにして走り出す。

少し走った所で、パパが左に曲がり姿が見えなくなる。

同じ角を曲がると、パパが右に曲がるのが見えた。

もうすぐ追い付く、そう思った。


閃光が走る。


後ろに思い切り弾かれ地面を転がる。陸も隣で顔を上げた。


「「どうして・・・」」


二人同時に声を上げた。それが少し可笑しかった。


「笑い事じゃないよ、理子ちゃん」


「分かってるわよ。なんか、ホント双子って感じよね?」


「・・・・・・」


ボソッと陸が呟いた。


「なに? 聞こえないんだけど」


「聞こえないように言ったの」


陸はにっこりと微笑んだ。


「なーんか、ムカツクのはアタシの気のせいかな?」


陸の頬っぺたを両手で引っ張る。ここでは、痛くもなんともないから良しとした。


「ぃ、いこひゃん、あえ!」


振り返ると、黄色い扉があった。

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