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オーク本隊強襲

前の話に1000文字分ほど追加しました。

オークの本隊の観察です。

 



 オークの群れに近付いたので、陣形を組む。



 オシホ様、アイン、ドライは、それぞれの戦闘用ゴーレムと三角形の陣形を組み、オシホ様を先頭にし、その後ろアインとドライも続くが、戦闘用ゴーレムは外側に配置し、アインとドライは内側になっている。ツヴァイは、アインとドライの後ろに続き、ツヴァイ指揮下の戦闘用ゴーレムを左右に配置して、アインとドライをカバーできる様に配置している。そして、殿として俺が最後尾として続く。



 図にするとこんな感じになる。


      ● オシホ様

     ◎ ◎

    ◎   ◎

   ◎ ● ● ◎ 精霊トリオ

    ◎ ● ◎

      ○ 俺

 



 この陣形で、北進する敵の北西からオークジェネラルに突撃すると見せかけ、途中で進路変更し、敵の左側面、オークジェネラルの西側に配置されている、二つの部隊に突撃をする。


 標的は、二つの部隊の内、外側に配置されている部隊になる。より正確には、外側に配置されている部隊のオークリーダーになる。


 突撃をして、オークリーダーを倒すか、他の部隊に囲まれそうになったら、南西方向に離脱する予定になっている。その後は、状況次第だが、同じ様にオークリーダーを狙いながら敵戦力を削る事になっている。




 陣形を組み終わり、オシホ様の合図で突撃を開始する。



 オーク達が、突撃する俺達に気付き、騒ぎだす。俺達が中心部、オークジェネラルに向かっているのを、オークリーダーが感じたらしく、指示が飛び、前衛の一部が進路を阻みながらが、防御体勢へ移行したので、進路を変更し、敵側面の部隊へ突撃する。


 オーク側面部隊は、急ぎ迎撃体勢をとろうとしている。オークジェネラル効果で、オークリーダーの指揮能力が上がったのか、オーク全体が従順になったのかは分からないが、今までみたいに、無闇に突撃してこない。




 やることは変わらないので、オシホ様を先頭にして、オーク側面部隊へ北西側から突入した。


 オシホ様が、正面のオークの首に剣を突き刺し、素早く倒し、さらに剣を降り、3体のオークを倒す。オーク達が黒い霧になり、魔石を残して消滅し、隊列に穴が空いたので、そこへなだれ込み、戦闘用ゴーレム達もオークを次々倒し、半包囲される前に、部隊の中へめり込んで行く。


 オークはこん棒を降り下ろし、オシホ様に攻撃するが、全く当たらない。オシホ様は、左右に動きながら、攻撃をかわして、オークの首へ攻撃を仕掛け、踊るようにオークを倒し、魔石にしていく。


 オーク達は、戦闘用ゴーレムにも攻撃をするが、戦闘用ゴーレムの前にはほとんど意味がない。戦闘用ゴーレムの硬い腕で防御され、逆に首や心臓を突かれて倒されている。



 俺は、皆の戦闘を見ながら、後をついて行く。たまに左右と後ろからオークが来るが、大盾と大剣で倒す。


 すると、ツヴァイが素早く何かを拾った。良く見てみると、魔石を拾っていた。暇らしい。オークは外周の戦闘用ゴーレムだけで十分に対応できていた。アインとドライも暇らしく、オークを警戒しながら、ちょこちょこ魔石を拾いだした。


 あっという間に、オシホ様がこの部隊のオークリーダーの元にたどり着き、オークリーダーが下がろうとしたところを、足を斬って膝を着かせ、横をすり抜る。オシホ様は、進路を右へ90度変更し、南西方向の進路上に居るオークの首を素早く突き刺していた。


 オークリーダーは、暇をしていた後続のアインとドライによって、首を飛ばされ、ツヴァイによって魔石を回収されていた。



 オシホ様達は、順調にオーク達を突破し、離脱する。俺は殿として、オーク達の足を少し止めるために、少しの間踏み止まり、オークを大剣で凪ぎ払ってから離脱する。その時、オークジェネラルの方と前衛の方に、煙幕を投げてから離脱した。


 風は東への微風なので、煙幕の効果は今しばらくは続くだろう。




 オシホ様達を追いかけると、既に反転して陣形をを整えていた。


「煙幕は効果があるようじゃな」


「そうですね。オークジェネラルの視界を制限できたので、効果があったのだど思います。それで、先頭でオークに切り込むのは、大丈夫でしたか?」


「全く問題ないのじゃ」


「それなら、引き続きお願いします」


 オシホ様と軽く会話をして、最後尾につく。



 オーク達は混乱の中にあり、統率は乱れていた。オークジェネラルの視界を奪った事で、指揮系統が麻痺したみたいだ。だが、煙幕を張る前の状況にも合わせて、前衛から二部隊と後衛だった二部隊が俺達に向かってきていた。



 左側面のもう一つの部隊はオークジェネラルを守るべく、その場で防御体勢のままだ。オークリーダーを倒された、左側面外側部隊の生き残りは、オークジェネラルの部隊へ、バラけながらも向かっている。


 オークリーダーを討たれても、ある程度部隊の統率があるのは、オークジェネラルが居るからなのだろう。全体の統率が上がったのも、オークジェネラルの全体効果の可能性が高まった。



 再突撃の準備を終えていたオシホ様は、こちらへ移動している敵後衛が一番近いので、そちらに向かって突撃しだしたので、俺も続く。


 敵後衛は、こちらに急いで向かっていたので、隊列が乱れていた。なので、オシホ様はその乱れに難なく滑り込み、オークの首を突き刺して倒し、隊列に穴を開けていく。戦闘用ゴーレムはその穴に突っ込み、穴を広げていく。


 オシホ様達は、この部隊のオークリーダーへ向かって進む。戦闘用ゴーレムが、オークに腕を掴まれて、隊列から引き剥がされそうになったりしたが、内側のアインやドライが素早く助け、順調にオークリーダーの元へたどり着く。


 オークリーダーはこん棒を大きく振りかぶり、オシホ様へ降り下ろしたが、オシホ様は小さな動きで、右へ避け、オークリーダーへ飛び上がり、首を落とした。



 オークリーダーを討ったオシホ様は、進路を変えず、そのまま真っ直ぐに突き進む。この奥にもう一つの部隊がいるので、その部隊のオークリーダーを目指す。



 俺のゴーレムは、体高が4mと高いので、当然視界が高い。なので、状況を把握しやすく、近くのオークに注意を残しながら、できるだけ全体を見るようにしていた。


 俺達が突入している部隊は、オークリーダーを討たれ、既に散開しつつあり、次に目指している部隊は、依然として俺達に向かってきている。


 側面部隊は未だに防御体勢を維持しており、こちらに向かって来る気配は無い。


 前衛からこちらに向かって来ている二部隊は、まだ俺達とは離れている。俺達が最初にオークリーダーを討った部隊が散開したので、それを迂回している事と、オシホ様が素早く反転し、体勢を整えてので、その分余裕がある。


 オークジェネラルを含むその他の部隊は、煙幕の中で、状況は分からない。だが、煙幕はゆっくりと薄れてきているので、もう少ししたら、状況が分かるだろう。そうなれば、オークジェネラルも対応してくるので、今の内にできるだけ数を減らしておきたい。




 オシホ様は、オークリーダーを討ち、直進するのだが、オーク達が道を開ける。


 最初にオークリーダーを討った部隊は、オークリーダーを倒した後も、オーク達が俺達に攻撃をしてきた。突破して離脱する時も、近くに居たオーク達が、俺達を追撃しようとしてきたので、足止めをした。だが、今度の部隊は、オークリーダーが討たれた時点で、散開していき、結果的に道が開けた。散開したオーク達は、最初の部隊の生き残り同様に、オークジェネラルの方へ向かっているのが分かる。


 オークジェネラルによる、何らかの命令があったと思われる。これでは、オークの数をそんなに減らせないかもしれない。




 逃げ出しているオークを蹴散らし、オシホ様は、新たな部隊へ突入した。


 散開したオーク達が邪魔で、こちらへ向かう速度が落ちた事で、隊列は整っていたが、オシホ様には関係なく、突破口を開き、この部隊のオークリーダーも討ち、南の方向へ転進して、オーク達から離れる。


 俺は、殿として残ろうとしたが、追撃する素振りが無いので、オシホ様達と共に離脱した。




 オークから離れたので、再びオシホ様と話す。


「追撃なが無かったみたいじゃな」


「はい、全くありませんでした。オークリーダーが倒されると、すぐに散開して、オークジェネラルの元に行くみたいです」


「どうやら、その様じゃな。なんにしても、やることは変わらぬ。アレに突っ込むぞ?」


「了解です」


 俺が作戦立案者なので、確認されたが、オシホ様が指し示したのは、前衛からこちらに向かってくる部隊だったので、了承して、最後尾につく。





 三度目の突撃を開始する。


 こちらへ向かって来る前衛の部隊は、俺達から見ると、横に並んでいる。オシホ様は、西側の部隊に狙いを定め、そちらへ突撃する。


 オシホ様が狙いを定めた部隊は、俺達とぶつかる前に止まり、隊列を整えて、迎撃の構えをとるが、オシホ様は難なく、前列のオークの首を突き刺して倒し、部隊へ切り込んで行く。


 順調にオーク達を倒していくが、隊列が密集していて、突破の速度が落ちる。そこへ後ろから、突入した部隊の隣に居た部隊が俺達へ襲いかかってきた。



 後ろの部隊は、俺とツヴァイで対応した。


 2体のオークが、こん棒で襲いかかってきたので、俺はその攻撃を右腕の盾で受ける。左腕の大剣で反撃しようとしたが、別のオークがこん棒で攻撃してきたので、大剣で受け、そのオークを左足で蹴飛ばす。大剣が自由になったので、盾に攻撃していた。オークの首をはねる。オシホ様達が前進し、俺の後ろにスペースが空くので、少し下がりながらオークへ対応する。


 オシホ様達も前進はしているが、今までの半分ほどだ。その分後ろからオークが襲いかかってくる。


 ツヴァイも俺の後ろでオークに対応しているが、完全に包囲されていると、戦闘用ゴーレムが隊列から引き剥がされそうになることも増え、救出も多少遅れる。


 だが、それでも進み、もう少しでオークリーダーだという所で、煙幕の向こうから、オークジェネラルを初め、東側の側面部隊、こちらに来なかった前衛部隊、待機していた西側の側面部隊が全てこちらに向かってきた。


「オシホ様!残りのオークが全てこちらに向かっています!」


 俺は大きな声でオシホ様に状況を知らせる。すると、少し前進のスピードが上がり、この部隊のオークリーダーを討つことができた。


 オークリーダーを倒したにも関わらず、先程みたいにオークが散開しない。俺達の足止めが目的か……。だが、既に部隊は突破しつつある。


 少しして、部隊を突破した。俺とツヴァイが遅れ気味だったので、オシホ様達がオークを殲滅して、脱出を助けてくれた。それからは、横一列になって、オークを倒す。


 相手にしているのは、オークリーダーを討った部隊なので、統率が乱れ気味だ。それほど苦労せず倒せる。だが、オークリーダーが残った部隊も居るので、俺達を半包囲しようとしてくるので、少しずつ下がりながらオークに対応する。




 ここまでの戦果は、オークリーダー4匹とオークが500匹ほどになる。このまま戦っても、オークは殲滅できるかも知れないが、非常に疲れる。なので、作戦通りに行動する。オークジェネラルも本腰を入れたみたいだし、この辺りが潮時だ。


「オシホ様、次に行きましょう!」


 作戦の第二段階に移行すべく、オシホ様に声をかえる。


「分かったのじゃ。撤退!」


 オシホ様の掛け声で、一斉に西へ、森の外に最短の方向へ撤退する。



 撤退した先での戦いが本番だ。



第一章完結後に、全体的に修正をします。

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