表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

エピローグ

 私はだいぶ調子が良くなったので、散歩に出た。


 退院の望みもでてきたらしい。


 屋上に行った。


 一度此処に、優と一緒にきたかったと思った。


 私の好きな場所だから。


 優にも、見せたかったんだ。


 そんな気がして屋上にきたけど、なんか、違う。


 空を見上げて思ったんだ。


 気づいたんだ。


 空は羨ましいモノなんかじゃないってこと。


 昔は思ってた。


 空は広くてどこでも見れるから、羨ましいって。


 世界中を知ってるから。


 ズルイって。


 でも、大きいから、広いから良いなんて言えないんだ。


 何でも知ってるなんて限らないんだ。


 『タイセツ』なのは小さくてもぎゅっと詰まったモノなんだ。

 

 昔羨ましくて見上げた空は、今は空っぽの巨大な空間。


 手には宝箱を、一瞬だけでも持たせてもらった。


 手にもった箱は、すぐにいっぱいになったよ。


 だから溢れちゃって、全部ダメになっちゃったのかも。


 もしかしたら、そうじゃなくて、すうっと自分のなかに入っていったのかも。


 私は変われなくって、最後にこんな結果になった。


 私の周りにはきっと、壊れた宝物が散乱してる。


 どこかで道がそれちゃったんだ。


 転んだ間に、全部何処かにいっちゃった。


 迷子になった魚みたいに・・・。


 だけど迷子になった魚は、



 死を待つだけの存在じゃない。


 其処から逃げた、わけじゃない。


 まずはこんにちは。

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 ネタバレがあるかもなのでまだ文章読んでいない方はまずそちらをお読みください。


 はい。

 いろいろ書こうと思っていたのですが、以外と終わってみると言葉が出てこないものですね。

 難しいです。


 いろいろこの話はぐるぐるしながら書いてました。

 こんなに長い話書ききるの初めてだったんですよ。

 毎回途中で終わってしまっていたので。

 

 ふと思い浮かんだ言葉で作られた物語ですので、多々おかしなところがあると思います。

 一番後で気づいて焦ったのが「かんごし」の感じです。

 最後のほうで直したのですが、途中まで彼女男性になってます。

 まじで慌てたのですがほおって置きました。

 すみません。

 女言葉で喋っているわけではありません。


 私、最後のほうまで何でこの話を書こうと思ったのか分からなかったんですよ。

 なんかとにかく書こう!と思った瞬間にできた物語なので。

 ずっとなんでこんな話?と思ってたんですよ。自分で。

 途中で気づきました。

 私アスカちゃんみたく可愛くないけど、きっと自分が書きたかったんですよ。

 私も何度かブログで話したと思うのですが、幼稚園くらいまでは結構入院とかしてました。

 入院していた記憶はあまりないのですが、白い壁に囲まれていた記憶とぼうっとしていたことだけは覚えています。

 よく母親の語り草になっています。

 今でも人がいっぱいいる場所は怖いです。

 いやです。

 だいっ嫌いです。

 不登校などはしていませんが。

 人馴れしていないのだと感じています。

 なんていうか多分自分のそんな想いを書きたかったのだと思います。

 やっぱり未だに失敗ばかりです。

 どんな風にしたら良いのかわからないことがいっぱいです。

 私が失敗して人を怒らせてしまった。という想いをほぼ常に抱いています。

 その後誤りまくって仲直りしてもらったこともあるけれど、上手くいかなかったことのほうがずっと多かったと思います。

 世界って怖いです。

 中学の頃友達と喧嘩したときはショックでした。

 今でも仲悪いままです。

 私が100%悪かったんです。

 ほぼ一週間毎日同じ悪夢を見ました。

 毎日うなされて夜中におきました。

 私の今まではどこを探してもそんなものでした。

 きっと道の後ろ側を振り返ったら後悔ばかりが落っこちています。

 ずっと思ってました。

 始まりがあったら終わりがあってきっと永遠なんてどこにもないんだって。

 今でも思ってます。

 マンガとか小説とか読んでいると、そこには永遠があって憧れます。

 でもありえないって思ってるから、読んだ後はいつもよけいに沈み込みます。

 楽しいのですが・・・。

 はっきり言うと苦しくなっちゃいます。

 だから私の書く小説にハッピーエンドがないんです。

 でも、一瞬の幸せを積み上げていくのが生きてるってことだと思うんです。

 こんなカッコいいことかけるほど、実際すごい人物ではありません。

 だけど私はその子と過ごすのが楽しかったから。

 そんな想いを書きました。



 この話では最低限の記述にこだわりました。

 全然そうなっていないかもしれませんが・・・。

 皆さん行間って言葉を知ってますか?

 小説の登場人物たちは行の合間でいろいろなことをしています。

 それは文章にはかかれません。

 読んだ人が想像する部分です。

 何をしていようと自由です。

 どんな大事件がおきても自由なのです。

 この話ではそこで何が起きたのか皆さんの考えて欲しくて(体のいい作者の逃げ)書きませんでした。

 

 どうかこの物語を読んだ皆さんが何かを感じてくれますように。

 何か考えてくれますように。


 常にそんなことを願ってました。

 これを書いている間、私はとても不安でした。

 皆が楽しく読んでいるのか。

 でも、なんとか最後まで形にすることができてよかったです。


 ここまで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。

 お付き合いいただき本当に嬉しい限りです。


 ●END●

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ