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200文字小説

セミを食べる女(200文字)

作者: うわの空

若干グロ注意です。

 セミを食べてる女を見た。


 女の横には、透明なスーパーの袋に入れられた大量のセミ。

 女はその中から一匹ずつ取り出して、次々と口の中に入れた。


 ジージーと鳴くセミの断末魔。バタバタと空を蹴る脚。そんなのはお構いなしと言わんばかりに、女はセミを噛み砕く。バリバリと。



 女と目が合った。女は口からセミの足を数本を出したまま、微笑んだ。


「あなたもおいしそうね」


 








 ヒトを食べてる女を見た。

 足元にある、透明なスーパーの袋には

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― 新着の感想 ―
[良い点] 書き方が独特で面白かったです。 短い文章でも怖かったです、セミというのも夏らしかったです
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