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第5話 初めてのダンジョン攻略・親分個体

「よし…後はこれをいれて」


あれからポーションなどを買った私は、準備をしてスランと共にダンジョンに行くことにした。

ダンジョンには2つの種類があり、1つは

突発的に出現し、最下層にいるボスを倒したら消えてしまうダンジョン

2つめは

昔からあり、ボスなどを倒しても数時間後・数日後に復活するダンジョン

の2つがある。

今回私達が行くのは、2つめの消えない方のダンジョンだ。


「さて…と、行きますか!!」

「ー〜!」


どうやらスランも気合い十分のようだ。

森林ダンジョンはシェムをでて割とすぐの所にある。

ちなみに今回テイムする予定のレイブンの親分個体は10階層あるうちの、3階層めから2羽のレイブンと一緒に出てくる。

3羽いる中の、1羽だけいる体が大きいのが親分だ。


「そういえば…スラン最近色々食べるけど、この前狩ったホーンラビットの角とか食べるかな…?」


スランはなぜか最近、薬草やキノコ・モンスターの素材までも食べるようになった。

ちなみにホーンラビットは、普通の成人兎と同じくらいの大きさのモンスターだ。

だが、風属性の魔法を使い、自分の移動速度を上げたり、角に風魔法を纏ったりできる為、油断してはいけない。


「スラン、これ食べる?」


私はスランにキラーラビットの角をあげてみた、するとモグモグ食べはじめ気づいたら消化されていた…


「〜〜…」


食べはしたが、なんとも言えない表情をしていた。

どうやらそこまで美味しくは無かったようだ。

感想豊かで見ているだけでも癒される。

しばらく歩いていたらダンジョンまで着いた。


「お…これが森林ダンジョンか〜…ちょっと、ドキドキするけど、私にはスランがいるもんね!行こ!スラン!」

「ーー!!」


ダンジョンに入ってしばらく進んでみたら、キノコの怪物を小さくして、デフォルメ化したみたいなよく分からない見た目のモンスターがいた。

シェムの外で見た事がなかったので、多分ダンジョン限定モンスターなのだろう。

ボケーっとしていたので、私はモンスターに聞こえないように小さな声で、スランにファイアを撃ってほしいことを伝えた。


「…?

〜〜!」


ボッ


「グギャアアァア!」


シュゥゥ


……見た目からは想像できない声で叫んだ為ちょっとビックリしたが、無事に倒す事ができた。

今回は不意打ちで倒せたから良かったが、正面から戦いたくないと深く思った…スランに感謝。


「スランありがと〜」


ナデナデ


「ー!〜〜///」


かわいい、ウチの子、かわいい。

ある程度撫でて満足した私は、ドロップアイテムを拾い、道中でホーンラビットやレイブンを倒しながら3階層まで行った。


「ここら辺からレイブンの親分個体が出てくるはず…とりあえず罠を仕掛けるのに良さそうな場所を探そう…」


普通に戦っても絶対勝てないため、私はホーンラビットの肉を使い、おびき寄せて確実に1体まず倒してから戦うという作戦にした。

1羽倒したら、後はもう逃げながらスランにファイアを撃ってもらうだけで勝てる。

なぜなら通常個体のレイブンは人の背中辺りまで降下した後、そのまま真っ直ぐ突っ込んでくるからだ。


その突っ込んできたレイブンを倒したら、残りは親分個体のレイブンのみになる…が、親分個体のみは、突っ込みと風魔法を使ってくる為、気をつけなければならない。


「うん…こことか良さそう!

さっそく肉おいて…よし!」


準備ができたのでさっそくそこら辺の草木に隠れる事にした。

しばらくまっていると、さっそくレイブンの群れがきた。


「グァァ!」


どうやら肉に気づいたみたいだ。

狙い通り先に肉を見つけたレイブンが親分より先に肉にきた。

レイブンが肉を食べ始めたらファイアを撃ってとスランには伝えてある、後は待つだけだ。


「……」


ムシャッ,ムシャッ


ボッ


「ガァ!?

グァ,ガアァ…!」


シュゥゥ


無事に倒せたが、案の定場所がバレた為、開けた場所に逃げることにした。

逃げてる途中でレイブンが突っ込んできたが、作戦通りスランが倒してくれた。

順調にいってる…もしかしたらホントに楽にテイムできるかもしれない。

なんて思っていたら、レイブンが突然翼を大きく振りはじめた。


「……なんだろ?」


なんて悠長にしていたら、風魔法のウィンドカッターが飛んできていた。


「っ゛!?」


声にならない程の強烈な痛みが襲ってきた。


「ポーション飲ま…な、きゃ」

「グァアァ!!」


まるで飲ませないと言っているかのようにレイブンが突っ込んでくる。


「あ…終わった……」


ボッ!


「グギャァ!?」


一瞬理解できなかったが、どうやらスランがファイアを撃って守ってくれたらしい…スランのおかげで何とか飲めた。

まだ痛みはあるがここまで来たからには頑張ろう…

なんて思っていると、予想外の攻撃をされたからか、レイブンがむやみやたらに突っ込んできた。


「スラン!ファイアお願い!」

「〜,ーー!!」


ボッ!!


こころなしかいつもより威力が高い気がする。

ムキになったのか、しばらく突っ込み攻撃を繰り返してきたので、ファイアを撃ちながらひたすら避けていたら、だんだんレイブンの動きが弱々しくなって来た。

…テイムできるのでは!?


「テイミング!」


親分個体のレイブンの体が光りはじめた。

テイム成功だ。


「…やったやった!!」


なんて喜んでいると、特殊な強い個体をテイムしたからか、レベルが2も上がった。


『ごしゅじーん!やったね!!』


スラン以外いないはずなのに、突然声が聞こえ始めた。

ステータス欄をみてみると、念話 というスキルがあった。

じゃあ…さっきのはもしかして


「…スラン?」

『そうだよー!ごしゅじんー!』


!!!

テイマー、最高っ……


『ところでその子ずっと待ってるけど…』

「あっ、教えてくれてありがと!

レイブン、ごめんね」


「今日から君の名前はクロウ!

よろしくね」


「グァァ!」


一時は焦ったけど、なんとかテイムできて良かった…

目的のテイムはできたから、ひとまずシェムに戻ろう



読んでいただきありがとうございました!

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