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第6話「魔水士の男」

 町はずれの廃墟だ。建物がボロボロに朽ちており、不気味な雰囲気だ。

 アメリアは囚われて、バーンズ達と廃墟の中にいた。

「お前は、あの若造をおびき出す餌になってもらう…そして、借金の形に私の愛人になってもらいますよ…ぐっふっふ」

 嫌らしく笑うバーンズにアメリアはにやりと笑った。



「アクアさんは、ここには来ない! 昨日今日会ったのよ。もう、この町から出ているはずだわ。」

「この小娘えっ!!」バーンズはアメリアを平手打ちした。

 その時、アクアが扉を開け突如現れた。

 外のごろつき達は、すでに倒されていた。

「アメリアを放せ! バーンズ!!」

「アクアさん! 来ては駄目よ!!」



「来たな、若造! 先生、魔水士ますいしの先生! こいつをやっちまってください!!!」

 バーンズは何と、アクアを倒すために、魔水士らしい男を高い金で雇っていた。

「ええっ! 魔水士ですって、迷信じゃないの!?」

 思いがけない、出現に驚くアメリア。

「俺は、伝説の魔水士…小僧、貴様は俺の刃にかかって死ぬのだ!!」

「ふっ…お前が、伝説の魔水士だと? 笑わせてくれるな。」

 アクアは、アメリアの様子を見ながら男を睨んでいる。



 魔水士の男は、アクアの挑発に早くも、顔を紅潮こうちょうさせて興奮している。

「馬鹿にするな、丸腰のくせに!! 俺が本物だと言ったら、本物なのだあ~!!!」

 魔水士の男は、腰の鞘から剣を引き抜き襲ってきた。

「死ね、小僧! きええーい!!」

「いやあっ! やめてえ~!!!」

 アメリアは見ていられず、両手で目をおおった。



「――誰が丸腰だって?」

 何と、どこからか水の流れる音が聴こえてきてアクアの手の甲から水で出来た刃が出現した。

「アクア・ブレード」

 アクアはアクア・ブレードで魔水士の剣を受け止る。

 そのまま、拳を一発腹に食らわせ、

 剣を払ったあと、ブレードで切りつける。男は切られた胸を押さえた。

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