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金木犀の朝
よろしくお願いします。
good morning, Osmanthus.
山の奥にあるこの街では
既に金木犀は散っているはずなのに
私の庭にだけは金木犀が咲いている
彼女が家に来た時も
金木犀の香りが
彼女を包みたいから咲いているような気がする
朝
彼女が仕事に行く時の緊張感のある顔
そこには昨日の優しい笑顔は消えている
失職している私には
金木犀の花や香りは
最早感じることも出来ず
ただ気まずい私の心を
優しく見守っている
生命の根源としか感じられないでいる
最後まで読んでいただき感謝です。ありがとうございます。




