表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チャッピーとピーコ  作者: タニコロ
6/16

リドが姫だった

城の前に着いた。暴れるリド。

「もうええ、戻れ」

と日和が戻すと城壁をガードする警備員たちが騒ぎ出した。

「姫だ。姫、姫、パンキ姫だ」

リドは警備員からガッチリと両腕を掴まれた。

「ありがとうございます。みなさん、どうぞこちらへ」

「えっ、どうしたん? リドなんなん、え、城の中に入るの」

日和は驚きでいっぱいだった。

「王が準備しますのでこちらでお待ちください」

「リドが王様に何かしたの。捕まったよ」

日和は泰子に聞く。

「わかりません。なんかパチンコ屋さんみたいなとこですね」

係員らしき人が

「王室にお入りください」

と言って扉を開けた。

「何、王様って本当にいるの」

日和の顔が引きつる。何故か頭を下げ、それらしい態度をする泰子。

「大儀であった。姫を捕まえてくれてありがとう」

「何ですか?」

日和が聞く。

「こいつじゃよ。パンキ・リド。わしの娘じゃ。ずっと逃げとったんじゃ。何がしたいんだか」

「えっ、リドが王様の娘、っtことはお姫様」

「ピーコ。ここはははぁでしょ」

泰子が言ったのでお辞儀をした。

「礼金30万ゴールドを差し上げよう」

と王様が言うと日和は

「王様、ゴールドはいりませんからもうちょっとリドを連れて行ってもいいでしょうか。私たちはもう仲間です。人前でフンをするようなバカな娘ですが、ちょうどつっこみやすい人なんです。死なせませんのでもうちょっと付き合わせてください」

と言った。

「パンキ、信用されているんだな。そうだ。パンキの付き添いに剣士を付けよう。これなら連れて行っていいぞ。面倒見代として、この30万ゴールドも持って行ってくれ」

「王様わかりました。で、付き添いは」

「ちょっと待ってくれ。すぐ用意させる」

4人は待合室のような所に入れられた。

「えーっ、あの馬鹿が姫。お姫様なの」

日和は少し混乱していた。

「姫を馬にしていたんですよ。ある意味、ムチャクチャなことしてたんですよ」

と泰子が言うと

「でも、30万ゴールドもらえたよ。今日はフルコースだ」

日和と泰子が笑い合っていた。

そこにリドともう一人の女が入って来た。

「ピーコ、ありがとう。仲間だって思ってくれてたのね」

「だって馬がいなくなるじゃん」

「馬と馬車は用意してもらったよ。それより剣士。この人が剣士のミー。よろしくね」

とリドがミーを前に押し出した。

「よろしくお願いします。姫は何も出来ませんから私が全部します」

「あ、全部わかってらっしゃるのね。でも、大丈夫。チャッピーとエレンに任せていれば」

不思議なパーティーになった6人は馬車で城を出た。


「じゃあ、リドはミーと一緒の部屋で」

日和はリドをミーに押し付けた。

「泰子ちゃん、おやすみ。朝、10時ぐらいでもいいよ」

「でも、エレン朝早いんです。起こされます」

「チャッピーはいつまでも寝てんで」

「お寝坊さんなんですね。では、おやすみなさい」

靖子は部屋に入って行った。

「なぁ、チャッピー、私、一杯だけ飲んでくるわ」

お酒が好きな日和は一人で街中に飲みに行った。

たまたま見つけたとあるバーで飲んでると

不思議なものを見つけた。

「あれ、酔っ払ってるのかな。あの瓶、サントリーのダルマ? 間違ってるよね。別の瓶だよね。帰ろ」

日和はホテルの部屋に戻った。

翌日、日和だけ寝坊したがなんとか馬車で出発できた。

「師匠、遅いですよ」

「誰が師匠やリド、あ、ミーさん、眠れました?」

「あははは」

と笑うミー。

「やっぱり。あんたは今日からイビキ姫だ」

「えっ、何で。静かに寝てるよ」

リドの一言にみんなが笑っていた。

「あのー、この近くに魔王退治に役立つ剣があるらしいんだけど」

と日和が言うとミーが

「あの洞窟じゃないかしらね。でも、変な動物が入り口を塞いでるんです」

と言った。

「とりあえず、行ってみるか」

日和たちが洞窟を目指した。

城の前に着いた。暴れるリド。

「もうええ、戻れ」

と日和が戻すと城壁をガードする警備員たちが騒ぎ出した。

「姫だ。姫、姫、パンキ姫だ」

リドは警備員からガッチリと両腕を掴まれた。

「ありがとうございます。みなさん、どうぞこちらへ」

「えっ、どうしたん? リドなんなん、え、城の中に入るの」

日和は驚きでいっぱいだった。

「王が準備しますのでこちらでお待ちください」

「リドが王様に何かしたの。捕まったよ」

日和は泰子に聞く。

「わかりません。なんかパチンコ屋さんみたいなとこですね」

係員らしき人が

「王室にお入りください」

と言って扉を開けた。

「何、王様って本当にいるの」

日和の顔が引きつる。何故か頭を下げ、それらしい態度をする泰子。

「大儀であった。姫を捕まえてくれてありがとう」

「何ですか?」

日和が聞く。

「こいつじゃよ。パンキ・リド。わしの娘じゃ。ずっと逃げとったんじゃ。何がしたいんだか」

「えっ、リドが王様の娘、っtことはお姫様」

「ピーコ。ここはははぁでしょ」

泰子が言ったのでお辞儀をした。

「礼金30万ゴールドを差し上げよう」

と王様が言うと日和は

「王様、ゴールドはいりませんからもうちょっとリドを連れて行ってもいいでしょうか。私たちはもう仲間です。人前でフンをするようなバカな娘ですが、ちょうどつっこみやすい人なんです。死なせませんのでもうちょっと付き合わせてください」

と言った。

「パンキ、信用されているんだな。そうだ。パンキの付き添いに剣士を付けよう。これなら連れて行っていいぞ。面倒見代として、この30万ゴールドも持って行ってくれ」

「王様わかりました。で、付き添いは」

「ちょっと待ってくれ。すぐ用意させる」

4人は待合室のような所に入れられた。

「えーっ、あの馬鹿が姫。お姫様なの」

日和は少し混乱していた。

「姫を馬にしていたんですよ。ある意味、ムチャクチャなことしてたんですよ」

と泰子が言うと

「でも、30万ゴールドもらえたよ。今日はフルコースだ」

日和と泰子が笑い合っていた。

そこにリドともう一人の女が入って来た。

「ピーコ、ありがとう。仲間だって思ってくれてたのね」

「だって馬がいなくなるじゃん」

「馬と馬車は用意してもらったよ。それより剣士。この人が剣士のミー。よろしくね」

とリドがミーを前に押し出した。

「よろしくお願いします。姫は何も出来ませんから私が全部します」

「あ、全部わかってらっしゃるのね。でも、大丈夫。チャッピーとエレンに任せていれば」

不思議なパーティーになった6人は馬車で城を出た。


「じゃあ、リドはミーと一緒の部屋で」

日和はリドをミーに押し付けた。

「泰子ちゃん、おやすみ。朝、10時ぐらいでもいいよ」

「でも、エレン朝早いんです。起こされます」

「チャッピーはいつまでも寝てんで」

「お寝坊さんなんですね。では、おやすみなさい」

靖子は部屋に入って行った。

「なぁ、チャッピー、私、一杯だけ飲んでくるわ」

お酒が好きな日和は一人で街中に飲みに行った。

たまたま見つけたとあるバーで飲んでると

不思議なものを見つけた。

「あれ、酔っ払ってるのかな。あの瓶、サントリーのダルマ? 間違ってるよね。別の瓶だよね。帰ろ」

日和はホテルの部屋に戻った。

翌日、日和だけ寝坊したがなんとか馬車で出発できた。

「師匠、遅いですよ」

「誰が師匠やリド、あ、ミーさん、眠れました?」

「あははは」

と笑うミー。

「やっぱり。あんたは今日からイビキ姫だ」

「えっ、何で。静かに寝てるよ」

リドの一言にみんなが笑っていた。

「あのー、この近くに魔王退治に役立つ剣があるらしいんだけど」

と日和が言うとミーが

「あの洞窟じゃないかしらね。でも、変な動物が入り口を塞いでるんです」

と言った。

「とりあえず、行ってみるか」

日和たちはとりあえず洞窟に向かった。何がいるのかはわからないが、ミーによると相当危険らしい。

「何がいるんだろう」

日和がブツブツ言ってるとパーンとエレンが何げなく壁際に座ってた大きなヘビみたいな動物を殴った。

「あれ、後ろに穴がある。洞窟だ」

と、日和が言うと

「い、今、エレンさんが殴り殺したヘビが狂暴な守り神です」

「ええーっ。エレン、本当に強いんだ」

日和はエレンの頭を背伸びして撫でようとしたが、手は全く届かなかった。

「さあ、洞窟に入るわよ。リド、火を燃やして」

日和たちは洞窟に入った。

一歩進む度に気持ちの悪い2メートルぐらいのトカゲが出てくる。

先頭のエレンがシャドーボクシングのように一瞬で倒していく。

「ひええ、瞬殺だ。怖いとか思わないの」

と日和が言うと

「気持ち悪いです。でも、泰子のためなら」

とエレンが言った。

「美しい愛犬物語だなぁ。チャッピーは全然そんなこと思わないよ。ねぇ、チャッピー」

「うるさい。ばばあ。だまれ」

「まぁ、ばばあなんて言葉、どこで覚えたのよ」

「リドが言ってたから。リドが」

とチャッピーがリドを見るとリドは下手な口笛を吹いていた。

「あのバカ女、覚えてらっしゃい。姫でも容赦しないわよ」

と日和が言うと

「ごめんなさいませ。お嬢様」

とリドが土下座をした。

姫の得意技が土下座と言うのも問題だ。

「あ、ピーコ、奥に羽根の生えた虎がいますよ」

と泰子が言うとエレンが走って行ってその虎を一発でKO。

その裏には剣が刺さっていた。

「え、今ので終了。私ら何もしてない」

「あはは、そうですね」

と泰子。剣をミーに渡し、洞窟の外に出た。

「これっていろんな人が挑戦してるの」

と日和がミーに聞くと

「100人以上挑戦してみんなヘビに飲み込まれたみたいなんですが、エレンさんだとそういう感じ全然なかったですねぇ」

と答えた。

「リドなら簡単に飲まれるけどね。ねぇ、リド。わかってる」

日和は陰口を叩かれていたことをずっと怒っていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ