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ホームページとサイト?

 プログラミング言語の勉強を始めて1年半余りが過ぎた。1年半も掛けて目的を果たせない私の知能もどうかと思うが……。


 JavaScriptはフロントエンド言語と呼ばれており、ホームページを作るのにうってつけの言語であった。


 ホームページは今の時代お手軽に誰でも作れる。


 何故ならホームページを作ってくれるサイトがあるからだ。


「そうか、『ホームページ』を作ってくれる『サイト』があるのか……えっ? 『サイト』って『ホームページ』じゃないの? 『ホームページ』を作ってくれるサイトウがいるのか?」

 勿論、サイトウさんというエンジニアはいると思うが、ホームページとサイトの違いを理解していない私は混乱した。


 ホームページとはブラウザに表示させるだけで、出力の機能はあっても入力の機能はなく、チャットサイトはそれだけでは作れない。だって、「フロント(ブラウザ)」で「エンド(終わり)」な言語だから。

 それとは別のサーバーサイド言語とはサーバーに働きかける言語なので出力も入力もできる。

 サイトとはユーザー個人の情報を管理して、個人個人のユーザーのページを表示させることができるのである。


「俺……妻のチャットサイト作るんだよな…」


 言語間違えたのか。1年半も経ってようやく気付いたのか……むしろ、1年半で気付けて良かったのか。


 しかし、言語に関しては私の杞憂だった。


 超優秀なJavaScript言語は様々な超優秀なプログラマーたちにより、様々なものに派生していた。

 

 フロントエンド(ブラウザで終わり)からサーバーサイド言語の機能を持つ、node.jsやvue.jsがあった。


 そう、node.jsかvue.jsを勉強すれば良い。


 選択肢が出来たということは道が拓けたということ。問題はどちらの道が自分に合っている(正しい)かだ。


 どちらも基本はJavaScriptだから、習得しやすい。どちらかを選べば良いだけだ。


 プログラミング言語は一つの言語を習得すれば、他の言語を習得することはそんなに難しくはなかった。


 そう、私が選んだのはPHPという言語だった。

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