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サイト名1

 サイト名で悩んでいる。


 サイト名を決めるためのサイトを見てみた。そのサイトは忘れた。


 そのサイト曰く、


 『サイト名の決め方7ステップ(集客できるホームページの名前の付け方)』


 集客できるサイト名は7ステップで決めていくことができるらしい。


1、ターゲットを絞る

2、悩みや願望を選定する

3、検索キーワードを選定する

4、サイト内容を決める

5、検索キーワードとサイト内容を照合

6、検索キーワードを含むサイト名を決める

7、サイト名の変更(最適化)


 「上記の手順に従っていけば、集客できるサイト名(ホームページの名前やブログの名前など)を決めていくことができます。」

 ↑こう述べていた。


 自信満々で頼りになる。そして更にそのサイトでは「サイト名の決め方・付け方に関する勘違い」まで教示していた。

 なんでも、まず、サイト名の決め方・付け方によくある勘違いがあるらしい。


 ここまでくると塾の先生である。入試対策バッチリだ。


 先生曰く、

「サイトが書籍だとしたら、サイト名は背表紙タイトルに値します」

(例えば、造語や格好付けた英字が背表紙とする)


 ほう、先生それはどういう意味ですか?


背表紙タイトルの書籍が、本屋の棚にあったとしたら、一体何人の人が手にとるでしょうか?」


 取りません。


「サイト名の決め方・付け方は勘違いはしないようになると思いますが、念のため説明しておきます」


 お願いします。


「勘違いの例……

・いい感じのサイト名に…という勘違い、

・社名や商品名をサイト名に…という勘違い、

・サイト名をブランディング…という勘違いです。サイト名をオシャレにしたり、格好よくしたり、変に短縮したり、造語にしたり、いい感じのサイト名にする必要はありません。英語のサイト名なんて最悪です(海外向けは除く)」


 ギクッ!(英語にしようとしていた)


「あと、そのサイト名を、あなたが気にいるかどうかも関係ありません。ホームページやブログは、あなたのものですが、実態は閲覧者(見込み客)のためのものです」


 ギクッ!ギクッ!(妻も気に入るか……)


「だから、あなたが気にいるか、いい感じだと思うかどうかは、全く関係ありません。閲覧者(見込み客)が気にいる(分かりやすい・覚えやすい)かどうかが重要です」


 ドッカーン!(雷が落ちた)

 これが『いい感じのサイト名に』という勘違い。


 社名や商品名をサイト名に…という勘違い。既に起こしていた。ていうか、この時点でサイト名に迷いが生じている。

 このサイトを読んだせいでサイト名迷った。いや、より良いものに生まれ変わるためのプロセスか。

 先生、どうすればいいです?


「サイト(ホームページやブログ)は、まだ、あなたのことを知らない人に検索してもらうことが重要ですが、あなたの社名や商品名で検索してくる人は何人いるでしょうか?」


 友達、妻…娘は五歳で息子は二歳だから、娘と息子の友達は当てにならない。妻と友達と私のエッセイを読んでくれている人の中でたぶん1人か2人は検索してくれるかも……。


「もし、仮にサイト名が誰かの目に入ったとしても、知らない社名や、知らない商品名なら「は?」…で終わりです」


 ガーンっ!

 これが『社名や商品名をサイト名に』という勘違い。


「サイト名をブランディングするという考えは間違ってはいません。サイト名がブランディングできれば、〔サイト名〕で検索されるようになり、多くのアクセスを得られるようになります」


 はぁ……。


「オシャレな名前でも、造語でも、社名はダメと言ってきましたが、もし、ブランディングできるのであれば、オシャレな名前でも、造語でも、社名でも何でもOKです」


 すみっ◯ぐらしみたいな感じか。


「ですが、ブランディングの難易度は非常に高いです。かなりの時間とお金が必要となるでしょう。起業直後など、早く結果が欲しいような場合は、おすすめできません」


 一体、どうすりゃあええんじゃあ!

 これが『サイト名をブランディング』という勘違い。


 先生、じゃあ一体どうやってサイト名を決めたらいいんですか?!



「それでは、サイト名の決め方を説明していきます」


 お願いします!!


「あっ、長くなりそうなので次回に」


 先生ぇぇぇぇぇーー!!



           〜〜続く〜〜

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