第8話『セイラとの魔導契約』
ご飯を食べ、身支度をし、横浜巨大迷宮に行く準備をする。
これでセイラの強さを確かめる事ができる。
と、その前に。
「どうしたんですか? 主様」
「魔導契約をしないと」
「そういえば、やってませんでしたね」
魔導契約は簡単だ。
ネットで出回っている魔導契約のテンプレを使い、ちょっと修正したモノを使う。
ソフトを使って『ノートパソコン型グリモワール』である『パソグリ』で作ればいいのだ。
魔導プリンターを使い、A級レベル魔導紙に印刷。
A級魔導紙は高級品だが、SSRキャラに使うには、これくらい上等なモノじゃないと、よくないだろう。
「変な内容じゃないはず。いちよう、読んでから。サインしてくれ」
「わかりました」
セイラはペンと契約書を受け取る。
セイラは一読し、スラスラとサインを書く。
「できました」
「うん、ありがとう」
契約書を受け取る。
見たことがない言語だ。字はとても綺麗だけど。
いちよう《言語翻訳》を使う。
間違いないな。チェックを終える。
「《魔導契約実行》」
《魔導契約実行――》
頭の中でアナウンスが響く。
そして、俺の体が金色に輝き始めた。
キャラと魔導契約をした事によって、キャラの性能やスキルをコピーし俺に貼り付けられ、扱えるようになるのだ。
《――魔導契約完了》
「うん、これでよし。じゃ、行くか」
「はい!」
そして、俺達は横浜巨大迷宮に向かった。
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