表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VERTEX 4  作者: 銀乃矢
4/23

第3話「本番」

翌日決勝レース。


昨日とは打って変わって晴天に恵まれた。


すでに24台のマシンがグリッドに並んでいた。


『今日は気負わずに行け…と言いたいが、難しいよな。』

「大丈夫ですよ。スーパーフォーミュラでもこういうこと何回かあったんで。」

『お前、本当に強いな。でも、無茶はするなよ。第一目標は完走だからな。クルマを壊すような真似はしないように。』

「了解。」



深呼吸をし、目を瞑る。


スタートから1コーナーへと飛び込んでいく様子をイメージする。


「1コーナーを抑えきれればレースは勝ったも同然だ。」


目を開けるとスタート3分前が宣言される。

このタイミングでメカニックなどのスタッフはグリッドを離れる。

『スタート3分前、エンジンを始動させるぞ。』


指示されたことを進めるとエンジンに火が入る。


『OK、エンジンかかった。グッドラック』



エンジンを吹かし、調子を確認。

「吹け上がりもよし。変な振動もなし。OK。」




フォーメーションラップがスタート。

『フォーメーションラップスタート。コースのフィーリング教えてくれ。』

「雨も上がったし、路面も乾いてるから、特に危ないことはないっす。」


『OK。今日は12周目にタイヤ交換だ。12周目だぞ。間違えるなよ。』

「了解。」


1周のフォーメーションラップの後、全車がグリッドにつく。


『スタートするぞ。タイミングしっかりな。』



赤いランプが5つすべて灯る。


F2初レースということで緊張が高まる。


ライツアウト。


1コーナーに向けて抜群のスタートを決めた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ