講堂訓練所
地面に転がっていたキューブを回収し、俺とペロちゃんは学園長室に向かう。
アワロとアマスはたまたま保健室の先生、マキちゃん先生が来たので2人のことは任せた。アワロのことは汚い格好なのに細身の筋肉になぜかうっとりするような目をしていた。あの目はあぶない目だ。アワロお疲れ様。
俺とペロちゃんは学園長室に向かい、中に入ると学園長とコウルが話しあっていた。
「あ、コウルだ笑笑笑笑」
「おい。ペーロス!文章使って笑うなよ!それより敵は?」
コウルがペロちゃんに言うと学園長にペロちゃんはキューブをわたす。
「あんたに渡すわけないでしょコウル」
「あ?誰が私に渡せって言ったよ。喧嘩売ってるの?喧嘩ならかうわよ」
コウルがペロちゃんを睨む。
「えー。おチビちゃん相手じゃ相手にもならないしなー」
コウルはまたペロちゃんに殴りかかるがペロちゃんはコウルの頭を掴んでコウルのパンチがあたらないようにする。このコントも飽きたな。
「あ、ショウちゃん。ここは私がやっておくからクラスに戻っていいわよ。ショウちゃん今日大事な3年のチームランク戦の観戦でしょ?もうおわってるかもだけど行くだけ行って見ればいいよ」
そうだな。こんな漫才みたいなもの何回も見せられるならあとは任せて3階にあるという講堂訓練所にむかうか。
俺は学園長に「失礼しました」と言った後に学園長室から出て講堂訓練所を目指した。
3階に上がってから数十分、俺は3階で迷子になっていた。やばいな。任せる前に講堂訓練所の場所聞いてくればよかったな。
俺がふらふらうろついていると眼鏡をかけた白いショートの髪の綺麗な女性が俺の前を通りかかる。
「あら。あなたは1年A組のショウ・マスラギ君」
な、何で俺の名前を知っているんだ?この人は。俺はもう上級生で有名人なのか?
「自分が上級生で有名人だと思ってるくらいかもしれないけどあなたは有名人でもないわ。名前くらいは出ますけどね。失礼しました。私の名前はアカネ・カザマツ。風紀委員の委員長をしています。それであなたはここで何をしているのですか?1年生は用事もなしに3年生のフロアに来ることは許されていませんが」
アカネと名乗った先輩は俺のことを睨んで言う。風紀委員だけに決まりごとに厳しそうな人だな。
「じ、実は俺の組で今日は3年生のチームランク戦があると言われていたので観戦する為に講堂訓練所を探しているのですが」
「そうですか。わかりました。では案内しますので私についてきてください」
アカネ先輩は先に歩いて行くと俺はその後に続いた。




