学園に乱入者
「うちのコウルがごめんね。君が噂のショウくんか」
コウルの右にいた男の人になれなれしく話しかけられる。噂のショウくん?俺そんな早く噂が経っているの?
「そうよ。この子が噂のショウ・マスラギよ!」
ペロちゃんが指をさして俺にいう。ああ。なるほどね。この2人は多分2年生でペロちゃんと関係が深い奴らなんだろうな。でなければペロちゃんについてこないでしょ。
「はっはっは。ごめんね。僕は先輩なのに名乗らなくて。僕の名はアマス・ギギィ。2年生のテンダーの序列7位だよ。ちなみにコウルは10位だ」
「うるさいわね!次のランク戦までにみときなさい!それにチームランク戦ならあんたら化け物に負けないわ!」
コウルが喚きながらペロちゃんとアマスに言う。2年のテンダーが3人もいるのか。ということはやはり
「もめてねぇではじめるぞ。いつクルガのやつがくるかわからねぇからなぁ」
アワロがペロちゃん、コウル、アマスの3人に言うと3人はアワロの横に順に並び俺は1番左のペロちゃんの横に並ぶ。
「うむ。では話をはじめる。君達に集まってもらったのは他でもない。今週のいつにクルガ組のものが攻めてくるかは分からんが奴らが攻めてくる。そして君たちにはわしの護衛と玄関に2人、学園長室入り口に2人、わしの護衛に1人とな。もしも今週攻めてこなければ来週という可能性はあるがそれはないと思うから」
なぜそこまでいいきれるかわからないがすごい自信だな学園長。
「なんせこのアワロくんが今週だと言っているのだから間違いはない」
まさかのアワロの言葉信じてか。まぁ学園長がそれでいいならいいが。
「俺の会社のジントル社が調べたところによるとよぉう。最近クルガ組の動きが細々とはしているが活発らしくてよぉ。捕まえようにもうまいこと逃げられるらしいからこの機会をいただいて捕まえてしまおうというもんだぁ。だからみんな気を抜かずに」
アワロが気を抜かずにと言った瞬間に学園長室の窓がわれて窓をわって入ってきたのは黒い服を全身にまとった顔がやけに傷だらけの男だった。
「やぁ。ようやく会えたね学園長。殉職祝いにきたよ」
「ふ。よお言うわ。わしはまだ死ぬ気はないぞ」
男が学園長に腰に装備していた剣を抜いて斬りかかるとアワロが鎌で応戦する。
「おまえらぁ。これを受け取れぇ」
アワロは片腕で四角いキューブを俺たちに1人一個ずつ拾えと言った後に
「それは拘束空間と言ってなぁ。犯罪者を捕まえるためにある。こう使え。対象拘束!」
アワロは男を睨んで叫ぶと男とアワロは四角いキューブの中に吸い込まれた。




