３年生チームランク戦
学園生活に入り2週間目の初日の朝、俺は起きるとまず顔を洗い、寮の部屋自分のスペースで着替えて、モルクとマルが起きているかの確認のためにこんこんと柵的な者をこつく。柵に関しては昨日何もしてなかったと言ったがマルに急に起こされて
「柵を作らないと爆発しますよ？」
石を持ちながら脅されたので俺はとりあえず寮ゴミ置き場、まぁ他人のいらないもの、使ってくださいの意味で捨ててある物を拾ってきて綺麗に洗って数時間かけて柵を作った。大変だったが昨日はそのおかげで疲れたから良く眠れけどよ。
俺がこつくと何も反応がないので先に行ったんだろうと思って先に学園に向かった。
学園につき、クラスで自分の席に座った後うつ伏せで寝ているといつも通りにギュウが俺の背中を軽く叩いて
「おはよう。ショウ。今週もよろしくな」
「こちらこそだ。よろしくなギュウ」
「それより知ってるか？今日から1週間3年生のチームランク戦が始まるらしいぜ」
アワロの言っていたことはどうやら本当のようだな。今日から3年生がランク戦と。
「後今日から講師？がくるらしいぞ」
「ギュウはなんでそんなに情報が早いんだ？」
なんでギュウは毎回情報が早いのか聞いてみるとギュウは
「うーん。それは企業秘密かな。教えられないよ！」
「そ、うか。素朴な疑問だったけどまぁギュウが教えてくれないならいいか。それだけギュウにとって大事ってことだろ？」
「そうだね。僕から情報を取ると本当のただの敗北者になるからね」
そ、それはなんか可哀想だからこれ以上聞くのはやめておくか。俺がギュウと話している間にチャイムが鳴り、先生がクラスに入ってくる。
「おまえらー。席につけー。朝のホームルームを始めるぞ」
ギュウは席に戻りクラスの奴らが席に着くと先生が
「今日から講師がくるがその前にだ。今日から3年生のチームランク戦がはじまる。今日は好カードだからチームランク戦を見に行くぞ」
好カードだからって。好カードじゃない3年生に対して失礼じゃないだろうか。
「今日は10戦あるのだがそのうちの1試合目は生徒会長のチームとバサラチームの戦いだ。バサラチームは大したことはないが生徒会長のチームは強いからよく見ておけ」
先生が生徒に対してそんな差別発言をしてよいのだろうか？
「生徒を差別発言しているわけではないぞ。ただ比べるものがないと、な？」
先生。言い方がひどいよ。
