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同室の女性

「私一応許すとはいいましたがそれはあくまで学園でうまくやっていく為ですわ。本来なら八つ裂きにしてやりたいところですから」


 ピンクの髪の子は俺にいう。全然寛大じゃないじゃないか。


「あなたもそう思うでしょ?」


 ピンクの髪の子は小柄な赤髪の子に言うと


「全くの同意。覗きは許すまじ。でも同じ部屋のメンバーだから許すしかない」


 くそう。言い訳できねぇ。今度からはノックしてからにしよう。いかに男であろうともな。


「とりあえずは自己紹介をしましょう。私の名はモルク・イルス。1年B組。異能ランクはB。異能は石を作り飛ばすこと。このように」


 モルクは石を異能で生成すると俺に当てまくる。いてて。試し撃ちするなよ。いてぇじゃねぇか。しかし何でさっき風呂場に石があったのか納得できた。これがモルクの異能だからか。


「それで。あなたのお名前は何ですか?」


 モルクは赤髪の子に聞くと赤髪の子は


「名前はマル・マスル。1年C組。異能ランク、A。異能は触れたものを爆発させる。人体には無効。物だけを爆発させる」


 マルはモルクの石を俺に当てた後に爆発させる。おふたがた。異能を見せ合うのはいいですけど俺に当てたりなんだりするのやめてもらえないでしょうか?


「それで。覗きさん。あなたの名前、異能は何でしょうか?」


 俺はモルクに聞かれるが正直なところあまりいいたくはない。なぜなら2人に比べれば俺の異能はしょぼいし俺自身の役には立たないからだ。


「名前はショウ・マスラギ。異能ランクと異能は言いたくない」

「いいたくない?あなたなめていますの?」


 モルクは石を当てながら俺にいう。痛い痛い痛い。やめてくれマジでそれ。


「同意。舐めているんですか?なぜ言わないんですか?死にたいんですか?」


 マルはモルクの石に手を当てながら俺にいうので俺はもうヤケクソになって


「あー!わかった!言う!言うからその早くも完成されたコンボやめてくれ!痛いんだよそれ!」

「ふん。痛い思いをしたくないならさっさと言えばよろしいんですわ」


 はい。全くど正論ですね。でも俺の異能を言えば2人に馬鹿にされそうですし。しかしもう言うと言ってしまったし。仕方ない。


「俺の異能ランクはD。異能は人のステータスを書き換えること」


 俺の異能をいうと2人は真顔で「え?」と驚いていた。


「ステータスの書き換え?」

「そうです。書き換えです」


 何を言っているのかわからないような2人に俺は自らの異能の説明をした。

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