氷の異能
アワロは俺のパンチをきれいに避ける。
「今回は異能を使うからお前の攻撃はあたらねぇよ!」
ほう。あたらないというのか。ならな
「パンチをラッシュしてやるから避けてみろよ!」
自慢じゃないが俺のパンチはかなり早いと自負している。それをラッシュでアワロに攻撃するんだから必ず一発は当たるはずだ。
「おらおらおらおらぁ!」
俺はアワロに向かって高速のパンチをラッシュするがアワロはまさかの全部避けやがった。
「な、なんで俺の攻撃が」
「なんでかわからないのか?俺のはそういう異能なんだよ。例えば」
ペロちゃんが異能で氷の塊をとばすがそれもアワロは避ける。今のは完全に不意をついたはずだ!
「不意をついてやったんだろうが俺に攻撃するという意志、もとい悪意的なもの向けるとその時点でどこに攻撃がくるかわかる。俺の異能は敵意とかを感じとる異能なんだぜぇ。お前らが俺に攻撃する際その攻撃する場所に対してのこの場所に攻撃するぞって俺に対するものを俺は感じとれるんだよ。全部当たらないとはいったがそれはあくまでお前らが単体で来た場合な。2人で来られたら多分異能をつかってもかわしきれねぇだろうなぁ」
単体でなら避けられる、か。舐められたもんだな俺も。
「ショウちゃん。協力しましょ。私達は学生!相手は汚らしい社会人!だから協力して倒した方がいいわ!」
汚らしい社会人って服装に関してか?それとも俺たちに対する態度のことか?
「汚い社会人ねぇ。俺に対しては褒め言葉だぜぇ。ロコ様!」
アワロはペロちゃんに鎌で斬りかかるとペロちゃんは
「あなたは勘違いしているわ。別に私は協力しなくてもいいの。ただ後輩のことをたてるのは先輩の義務だからね。それに多分ショウちゃんの異能は私のやつみたいな感じじゃないから。私の氷の異能はどこでも氷を作り出せるし私の氷は私が解除しない限り溶けることはないし砕けることもない。まさに最強の氷よ」
ペロちゃんは氷の異能でアワロの体を凍らせ首だけ動ける状態にする。
「これならあなたの異能は意味がないでしょう?」
「は、ははぁ。こりゃ驚いたぁ。ここまで強い異能だとはなぁ」
どこでも氷が作れるって水がなくてもつくれるってことか。やばいなそれは。しかも解除するまでとけないとはやばすぎだろ
「どうする?身動き取れないでしょ?降参する?降参するなら私とショウちゃんの参加を許可しなさい」
え?待って俺断るために戦ったんだけど!?




