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朝モルク

 俺はギュウの企業説明が終わるとベッドで横になり眠って、ギュウは廊下で寝るというから寝る前に布団を渡してやった。廊下で寝るとか変わったやつだな。

 次の日の朝俺は体の上に何が違和感を感じる。な、なんか重いものが


「お、重い」


 本音が口から出ると何か硬いものを顔面にくらわされた。いってぇ。これ絶対はれるだろ。


「全く。女性に対して重いとは失礼ですわね」


 俺がめをあけると目の前には俺の体の上にモルクが石を両手に握りながら座っていた。あー。あの硬いのは石か。そりゃ痛いわ。


「グ、グッドモーニン!」

「は?何で英語なんですの?馬鹿にしてますの?」


 いやいや。馬鹿にしてないよジョークだよジョーク。それくらいわかるだろ?モルクー。


「まぁいいですわ。あなたにお願いがありますの。強制的な」


 強制的なものはお願いとは呼ばないのでは?


「強制的なのは理由はわかっていますわよね?昨日私とマルを助けなかった件。後で覚えてなさいと言っておきましたわよね?」

「ナ、ナンノコトカナ?オ、オボエテナイナー。キノウノアワロトタタカッタノデアタマガショートシテオリマス」


 俺は割と長めのカタコト風にモルクに答えるとモルクは両手の石を掲げて


「あ、あのー。モルクさん」

「はい。何ですのショウ?」

「そ、その手に握っている石はど、どこに当てる気で?」

「あらあら掲げたらそれは目の前にいる人に当てるしかないでしょ?私の目の前にいる人頭がショートしていたらしいですから叩けば思い出すかもしれませんし」


 こ、こわいよ。そんなことされたら俺流石に死んじゃうよ!目がマジだから尚更怖いし!


「お、思い出した!思い出したでありますから勘弁してください!」

「そうですわね。思い出したならいいですわ。ですが頭かな軽くコツンと」


 モルクは俺のおでこの上に石を落とす。これのどこがコツン?ゴッ!の間違いじゃね?効果音全然違うからね?


「話が全然進みませんわね。ギュウはもう帰りましたわ。だから私がわざわざこうしてあなたのベッドにまで出向いているというのに」

「も、もしかして俺にいやらしいことを。こ、このケダモノ」


 俺は体を手で隠しながらいうとモルクは石は握ってないけど拳をグーに変えて


「ちょっと痛い思いした方がいいのかしら?」

「ごめんなさい冗談です。もう暴力はやめてください」


 俺は全力でモルクに謝った。

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