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エピローグ アザーとコウロ

 組織マーゼウスから出たアザーとコウロはマーゼウスの新拠点の入り口付近でとある者達と待ち合わせしていた。


「あいつら遅いわね。置いていこうか」

「ま、まぁまぁ。そんなピリピリしないで。すぐに来るだろうからさ」


 コウロが言った後2人の前に待ち人が現れる。


「よう。アザー。調子はどうだよ」

「呼び捨てにするんじゃないよ。私は学校を辞めたとはいえ先輩だったんだから。敬語使いなさい」

「別にいいじゃないかそれくらい。それより早く悪人を殺しに行こう。俺とクライスも渦うずうずしてるんだよ」


 アザーとコウロの待ち合わせしていた2人はマダラカとクライスだった。この2人も目の前でセインが死んでしまってから悪人撲滅という思想に目覚めた。


「そうだ!俺達で組織を作るのはどうだ?アザー。クライスも賛成だろ?」

「そうやね。ええと思うよ。小さな悪を見逃したらあかん。誰だって罪を犯す。それはある。でもそれをあたしらは見逃さないと罪を犯した時点で殺す。どうや?ええ話やと思うであたしも」


 マダラカとクライスはアザーに言うと


「残念ながら私はジーノルドが起きるまでしか殺しはしないわ。ジーノルドに殺しがしれたらあいつが責任を感じるから。だから私にはマーゼウスにいる方が肌的にはいいの」


 アザーはマダラカとクライスに言うとマダラカはアザーに向ける目を呆れたような目に変え


「そうか。アザーなら俺の気持ちを理解できると、共に歩めると思っていたのに残念だ。ならお前とはともにいけない。俺はクライスと2人で生きていく。学園にも帰るつもりはない。じゃあな」


 マダラカはクライスと共にアザーの前達から去った。

 マダラカ達とは別行動になった後アザーは


「私は一応これでもふんぎりはつけてるのよ。殺しにふんぎりもクソもないと思うけどでもね。ジーノルドが目覚めたらもうマーゼウスからは本当に抜けてジーノルドの面倒を見ようと思うのだからコウロももう好きに生きていいのよ?この4年間私によく付き合ってくれたわね。本当に感謝してるわ」


 アザーはコウロに頭を下げるとコウロは


「頭を下げることはないよ。僕は好きでアザーといたわけだから。アザーはアザーの好きにしなよ。僕はジーノルド君が起きるまでは一緒にいるから」

「いいの?私といるとあんたろくなことがないわよ?それでも私といる?」


 コウロは「もちろんだよ」とアザーに言うとアザーは「ありがとう」と言った。

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