モルクと
「そう。俺はホムンクルス。だから普通の人間とか違う。急に死んだりするかもしれない。そんな俺でも好きになってくれるのか?」
俺はモルクに言うとモルクは「ふっ」と鼻で笑った後
「そんなことを気にしていますのショウは。全く。そんな些細なこと私は気にしていませんわ。私が好きなのはあなた。あなたがショウであろうがなかろうが私からすればあなたが本物のショウですわ。でも急に告白してきますから驚きましたわ」
モルクは笑いながら俺に言ったあと俺は
「そうだね。俺も急だとは思う。でもなんだか自然と言葉に出たんだ。アーネとの戦いが終わったからだろうか?自分が作られた存在だとわかったからだろうか?それは俺にはわからないけどね」
モルクに俺は言うとモルクは
「今のいい方だとあまり嬉しくはありませんがまぁまだ時間はありますからその時ちゃんとはっきりしてくれるといいですわ。さっきの言葉は聞かなかったことにしますわ。私もあまり安い女だとは思われたくありませんの」
「誰もモルクは安い女だなんて思ってないさ。俺はやけくそになって言っているわけじゃない。本当にモルクを好きなんだ」
「わ、わかりました!わかりましたからそうストレートに言うのはやめてくださいまし!照れますわ!」
顔を真っ赤にしながら俺に叫ぶモルク。いやぁ。実に可愛いな。
「話は変わるんだけどモルクは将来はどうするんだ?」
「将来、ですか。今まで具体的には決めていませんでしたけどそうですわね。今は夢ができましたわ」
モルクは俺に言った後俺を指差して
「私は学園を卒業したらショウ。あなたと結婚しますわ。そしてあなたのお嫁さんになってあなたと一生を過ごす。それが私の将来ですわ。もちろん受けてくれますわよね?」
モルクは顔が真っ赤になりながらも俺をまっすぐに見つめて言う。俺は実力はあってもこういうところは敵わないなぁ。やっぱモルクは本当にすごい。こんな俺を受け入れてくれるんだから。
「ああ。もちろんだとも。モルクのことは必ず幸せにする。絶対に何があろうともだ。この命に換えても」
「ダメですわ。そう簡単に命をかけるなどとこれからの世界、きっと平和に近づいていくはずですわ。だから私と平和な世界を共に歩みましょう」
「そうだな。俺もモルクと平和な世界を生きていきたい。将来は一緒に生きて行こう」
俺はモルクにゆびきりをし、将来を共に歩む約束をした。




