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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
真暗黒企業 最終決戦編

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586/600

問題

「ショウ。私達のことはもういいから君はギュウ・ナロタのことを頼む。彼は今かなり不安定だ」


 ギュウか。確かにあいつはジーノルドが重症、そしてアデンは目の前で死んでしまった。そりゃ流石にあいつでも病むだろうな。


「ギュウは今体育館でキリサキと殺しあっている」


 ギュウは体育館でキリさんと殺し、ん?殺し?


「ギュウは戻ってきてから何度も殺してくれ、僕を殺してくれ、というからキリサキが、じゃ私が殺してあげる、と言って体育館に連れて行った。今頃殺しあっていると思うから止めにいって」


 アリサ先輩が言うと俺は急いで体育館に向かう。体育館ではキリさんとギュウが戦っていた。


「ギュウ。あなたの目を覚ますために私は木刀を使っているのになぜあなたは反撃をしないんですか?私のことなめてるの?」

「あ、ははは。ねぇ?まだ、僕を殺してくれないの?僕は何もしないから。ねぇ、本物の剣で僕の首をスパンと斬り落とせばいいだけの話だよ?僕は抵抗しないからさ。早くやってくれ」


 ギュウは体を広げながらキリさんに言うとキリさんは木刀で腹に突きを繰り出す。


「ぐぅ!」

「簡単に楽になろうとするんじゃない!まだジーノルドは生き残る確率はあるんだ。いつ目覚めるかわからないけどマキ先生は全力を尽くすと言っていた!だから諦めるな」

「は、ははは?なんの話?ジーノルド?誰それ?僕は最低な、人間、それだけしか覚えてないよ。僕は最低な人間、ふ、ふふ!はははははは!」


 ギュウのやつ。なんか様子がおかしいぞ?俺がギュウを見ながら思っていると俺を追いかけてきたのかショドウが俺の後ろに立ち


「ギュウは、戻ってきてから様子がおかしい。自分のことを何一つ、いや名前と自分が最低な人間ってことくらいしか覚えていないらしい。そして最低な人間だから死なないとだから、だから殺してくれ、殺してくれと」


 ギュウのやつ、そこまで追い込まれていたのか。なら


「キリさん。変わってくれ」


 俺はキリさんが木刀でギュウを攻撃する前に俺は木刀を掴みキリさんに言う。


「ショウさん!無事でよかったです」

「ああ。心配してくれてありがとう。俺は大丈夫。だからキリさんかわってくれ。俺がギュウにけじめをつける」


 俺はキリさんに頭を下げて頼むとキリさんは


「わかりました。私よりショウさんの方が適任ですよね。かわります」


 キリさんは俺に言うとギュウに攻撃するのをやめ、俺がギュウの前に立った。

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