ホムンクルス
俺を作った研究者?誰だ?誰なんだそいつは、
「おまえを作った研究者について知りたそうだがそいつに関する記憶は俺にはない。殺したのはオードだからな」
オードが俺を作った奴を殺した?なぜに?それになんで俺を作った?
「異能王、本当のショウは異能王の異能を使いすぎて脳がやききれたんだよ。異能王は精神系以外に対しては最強とも呼べる異能だからね」
確かに異能王の異能は強い。精神系の異能は指をパチンっと鳴らすだけで無効化できていたしね。
「お前が作られたホムンクルスでショウの異能を入れらたのにはもう一つ理由がある。お前以外にホムンクルスは作られたのだが他の奴らは異能に耐えきれる体ではなかった。異能を使おうとした瞬間お前以外のホムンクルスは口から大量に血を吐いた後生き絶えた。お前だけが自らの異能を持ちそして異能王の異能に耐えきることができた。お前はショウの代わりのホムンクルスでありそれ以上でもそれ以下でもない。だが俺はお前の才能は認めている。事実ここまで生きてこられたのだからな」
シダラは俺に言ったあと俺は
「じゃ俺は、俺はなんのために生きればいいんだ?」
「そんなことは俺に聞くんじゃなくオードやゼムに聞きな。お前は俺たちとは違って不死ではないからな。人間よりは長生きはできるだろうが自分の生きる意味は自分で探すといい。それよりショウをだせ。俺はショウと決着をつけさせてもらえればそれで満足だ」
シダラは黒い腕を構えた後に俺に言うと俺は異能王に語りかける。
異能王、やつが呼んでるぞ。
「我は出ることはできない。それに今の我はショウ・マスラギではなく異能王だ。だから気にせずやるといい」
異能王は俺に言ったあと、俺はシダラに
「すまないな。異能王はでる気がないらしい」
「そうか。では意地でも出させてやらないとな!」
シダラは俺に言うと俺は久々に自分の体のステータスをあげシダラの攻撃回避に専念する。
「ほう。さっきより避ける速度が上がっている。ステータスをいじったか。やはりお前はできるホムンクルスだな」
「そうだね。できるホムンクルスかもしれないけどその言い方は嬉しくないな。俺はもう人間だ」
「は!自分でホムンクルスとかいっていながら何言ってやがる。お前が速度を上げたならか俺もあげるまでよ」
シダラはさらに黒い腕で攻撃の速度を上げて俺の体を削ってくる。
さて、こっからどうしようか。




