決戦
「空間転移!ショウ、シダラ、アモウ!」
アモウが叫ぶと俺とシダラ、アモウの3人は光に包まれアモウの用意した空間に転移する。
「これは素晴らしい!実に素晴らしい!俺は感動したよ!君のこの空間の異能に」
「おおきに。そう思うならはよショウにやられてくれへんか?」
アモウはシダラに言うとシダラは「はっはっは!」と笑いながら
「そうだな。才能あるものを潰す俺はあまり存在していてはいけないだろうからな。ショウと決着をつけたら俺はくたばるよ」
くたばる必要はなくね?大人しくしていれば何も
「残念ながら俺にも、アーネにも今の世界で大人しくするという概念はない。俺は今の世界はきにくわないし、何より退屈だ。そしてそれはアーネも同じだっただろうよ。むしろ我慢できているショウとオード、ゼムの3人がおかしいと俺は思うくらいさ」
シダラは俺に言うと俺は
「俺は、アーネに記憶をいじられているからな。正直お前がどんな人間かも覚えていない。だが今の俺の人生の邪魔をするなら俺の敵だ」
俺はシダラに言った後シダラは「そうか。そうだったな」と言い
「お前はアーネに頭いじられたんだったな。だがアーネはお前の記憶をかいざんしたわけじゃない。破壊したんだよ。2度と頭の中では思い出させないように。昔のことをな。ま、それも無駄みたいだったが。もう目覚めているんだろ?異能王は」
こいつ、異能王を知って!?
「やつは我を知っているよ。いいかショウ。シダラには決して手加減せず気を抜いてもダメだ。気を抜いたらさっきのような青龍刀を持っていた男のような死に方をする羽目になる」
頭の中で異能王が言う。今までも忠告をしてくれていたがその時とは口調の強さが違った。
異能王、今回はマジか?
「我はいつでも大真面目だが今回は本気で大真面目だ。我も全力で貴様に力をかそう」
異能王が俺に言ったあとシダラは俺に向けて迫ってくる。
「まずは小手調べからいくぞ。えぐる手!」
シダラは俺に向けて拳を横なぎするとシダラの攻撃を腹部に少しかすっただけで俺の腹部の皮が少し抉れていた。
「うぐっ!」
「避けたか。さすがはショウ。これくらいは避けてもらわないと。それじゃ次は乱発!」
シダラは俺にえぐる手というものを突きのように攻撃してくると俺はシダラの攻撃をさっき避けたときより避けるスピードを上げて攻撃を回避した。




