アーネのさいご
「く、そ。私、がこんな、とこ、ろで」
アーネは地面に仰向けに倒れた後に呆れ笑いしながら
「ふ、ふふ。まぁ、私にしては、よくやっ、た。ほうよ、ね」
「どうして私などと戦おうとした?君はどんな手を尽くそうとも私に勝てないことはわかっていただろ?」
オードはアーネに近づいて言うとアーネは
「は、はは。そんなこと、わからない、だろ?事実私にカメレオンがぶつけられ、なければ、私は負けなかった、はず。ほかの、カメレオン、など作るべき、ではなかった、か。いや、私がゼムを、なめすぎて、いたのか。透明人間にすればゼムは、まける、と」
「どう思えばそうなるかと聞きたいがまぁいい。どうせお前はもう死ぬんだから聞く必要もない」
ゼムはアーネに近づいていった後またアーネから離れる。
「そ、う、だな。だが心の、どこか、ではもう、生きるのに、疲れていたのかも、しれない。私達、No.はある部位さえ狙われなければ、死なないのだから」
アーネがオードに言うとオードはアーネの隣に座り
「本当にバカなやつだよお前は。無事にあの戦いを生き残れたんだから静かに生きていけばいいものを。なぜこんなことをしたんだ」
「は、はは。逆に私が、ききたいよ。こんな世界、あの戦いを生き残った私からすればこんな生ぬるい世界、生きた心地がしなかった。平和ボケしている奴らばかりがいる世界、は。いくら半グレどもを殺したり、悪人どもを始末していても、心の中の、もやははれず、ドス黒い何か、だけが大きく、なった。だから私は、行動を、起こす、ことに、した。何年かけてでもいい、この平和ボケした、世界を破壊する、と」
アーネはオードに言うとオードは呆れながら
「本当にバカな子。静かに生きているなら私はあなたにこんなことをしなくても済んだのに。あなたがアカネ・カザマツとして学生でいたならあなたはもっと長く生きられたのですよ」
「生への執着はあまりないよ。強いて言うなら私が壊した平和をみたかった。それが心残り、ね。でもシダラがいるなら、大丈夫でしょ。私はもう眠る、わ」
アーネはオードにそこまで言うとアーネは何も喋らなくなった。
「アーネのやつ。目立たなく生きていればこんなことにはならずに済んだのにな」
ゼムはオードに言った後、オードは
「こっちは終わったわ。あとはショウ。あなたがシダラをどうにかするかよ」
オードは空間の頭上をみながら1人ボソリと呟いた。




