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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
真暗黒企業 最終決戦編

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スードン

「許さない?僕の方が君たちを許さないよ!よくも僕のヒーローを殺してくれたね!いつだってタイガーはヒーローだったのに!」


 スードンは狂ったかのようにマダラカに言うとマダラカは


「お前狂っているのか?そんな奴をヒーローだなんて。それにお前自分のヒーローをそんなボロ雑巾のように扱って」

「うるさいうるさいうるさい!黙れ黙れ黙れ!僕のヒーローは僕が思うように生きてくれればそれでいい!」


 スードンはマダラカに言うとマダラカは速攻でタイガーの体に触れ


「敵のお前に同情するつもりはないが死んでなお利用されるのは可哀想だ。だから」


 マダラカはタイガーの体に触れ水分をなくし干からびさせる。


「あ、ああ!なんて酷いことを!僕のヒーローを!」


 小さな体でスードンに近づくとマダラカはスードンの体を掴み


「は、離せ!やめろ!ぼ、僕に何をする気だ!こんな小さい僕をいじめて可哀想だとは思わないのか!」

「可哀想?お前が?俺の、仲間を殺しておいてお前を可哀想だとは思わん。異能で殺してやってもいいがお前は握りつぶしてころ」


 マダラカがスードンに言うとマダラカに向けて水の砲弾的なものがあたる。マダラカは背後を見るとマダラカの背後に遺体で倒れていたはずのセインがそこに立っていた。


「お前、どこまで死者をぼうとくするつもりだ。この、クズがぁぁぁぁぁぁ!」


 マダラカはスードンを握り潰そうとする。

 スードンという男はもともと小さな体だったわけではない。異能に目覚めてから体が小さくなりそして死体の体を利用して生きていた。正気のある体を利用し警察に捕まることなく生きてきた。ただ一つ。スードンが人生で失敗したこと。それはアーネに出会ったこと。しかしそれは好機でもあった。たまたま路地裏で死体を利用しアーネに襲いかかった頃、たまたまタカジウといたアーネに襲いかかりタカジウによってスードンは捕まえられる。


「アーネ様。こいつはどうしますか?」

「こいつは面白い異能を持ってるはね。死体を利用する異能なんて。そうだなぁ。少し記憶をいじろうか」


 スードンはそこでアーネに頭をいじられそして異能で操っていた死体を全て自分のヒーローだと思うことにしていた。なぜならスードンは本来自らの意思で異能を使っていない。生存本能的なやつだ。だからこそ今まさにピンチな時スードンはアーネに記憶をいじられたことを思い出した。


「あ、ああ。そんな、ぼ、僕は死体を、い、いじ」


 そこでスードンはマダラカに握りつぶされマダラカの手にはただ血の後だけが残った。

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