ギュウの嘆き
「あひゃひゃ!きゃっきゃっ」
「この、きちがい、やろうが、ぁ、なのです」
マウタは首を絞められそのまま意識を失うと首を絞めていても反応しなくなったマウタに対しギュウは
「うー。だー!だー!」
何度も体を殴り続けマウタが意識を取り戻すまで何度も背中を殴る。
「うー!うーうー!」
「もうやめたらどうだい。ギュウ。そいつはジーノルドに酷いことをしたとはいえあまりにも」
アデンはマウタに不用意に近づくとアデンの体に一瞬で瞬時に再生したマウタの片腕がアデンの心臓を貫く。
「え?」
「な、なんで、なの、です。マウタは、こんな、こと、するつ、もりは」
マウタは意識を取り戻したのかアデンの心臓を貫いている自分の片腕に驚き、それを目の前で見たギュウは
「あ、あ、あ、あぁ」
ギュウはアデンの心臓にマウタの片腕が刺さったのを見た後ギュウはひたすらマウタの顔面をぼこぼこにする。げんけいがなくなるくらいに。
「そんな、マウタ、は、こんな、とこ、で、なんで、異能、が、つかえ、ないです。なんで体、再生、しない、で、す」
マウタは顔面をぼこぼこにされた後また気絶しギュウはマウタの心臓を足で何度も蹴りとばし、マウタの体を蹴りすぎて心臓や臓器がとびだしてきていてもマウタを蹴ることをやめなかった。
俺はギュウが暴走し、敵に勝ったところを見ていたがギュウは正直やばいかもしれない。目の前で仲間が2人もやられたんだ。チームのやつがやられてあいつは今どうしたらいいかわからないんだろう。
俺はギュウのことを考えていると俺の目の前にいたアーネはいらいらしているように足を何度も地面に叩きつけていた。
「マウタには期待していたのにがっかりだわ。あんなに体をいじって強くしてさらにあんないい異能までもっていたのに!」
確かにマウタの異能はやばかった。見ていた感じ傷を瞬時に再生させていたからな。それでもそれを防いでいたギュウはもっとすごい。俺と戦った時は全然本気じゃなかったってことだな。いやあれは理性がない感じだったしおさえていた?のか。
「他の部下に期待するのはやめるわ。後は大監獄から脱獄させたあの2人、後私の側近数人との戦いを見届けるころにはあの馬鹿もここに戻ってくるでしょ。他の私の側近もいるけどあまり期待せず次の映像を見ましょう」
アーネは俺に言うと指をパチンっとならしまた別の映像が映りだす。映像の中で立っていたのはセインとステルグ、そして未だに重症のクライスだった。




