勇気
「ぐ、君は、これを、狙って、いたのか?」
「そうなのです。本当はこんなことしたくないです。でもマウタが勝つにはもうこれしかなかったです。君の体力ぎれを」
ギュウは腹部を押さえながらマウタを睨むとマウタはまた攻撃をしかける。ギュウは避けようとしたが足がもつれ反応が遅れる。
「しまっ!」
「隙だらけなのです!これでおしまいなのです!」
マウタはギュウの腹部に向けて攻撃したがマウタは何かによってふきとばされ壁に激突する。
「っ!」
「お、俺っち達の、前でな、仲間はやらせねぇ!」
ジーノルドは声を荒げてマウタに言うとマウタは
「ふー。盛り上がって油断したのです。まさかこんな異能をくらうだなん、て!」
マウタは一気にジーノルドの目の前にまで移動する。
「邪魔はするなと言ったはずなのです。邪魔をした罰を与えるのです!」
マウタはジーノルドの顔にパンチをくらわせようとするがジーノルドは異能で音の壁をつくり何とか無効化する。
「お!」
「あ、あんまり俺っちをなめるなよ!俺っちだって何もしてなかったわけじゃねぇんだ!こんくらいは!」
ジーノルドはマウタに言うがマウタの攻撃を無効化したのは一瞬だけでマウタの拳は勢いをゆるめずジーノルドのみぎのほおにあたる。
「え?」
「マウタは優しいから一度はお前の無駄な異能をあえてうけたふりをしたですよ。ま、そのまま地面とキスでもしていてくださいです!」
マウタの攻撃を右頬に受けたジーノルドは勢いよく地面に顔が叩きつけられる。
「う、ぐ!」
「マウタは優しいのでもーっとめり込ませてあげるです!」
マウタは地面についたジーノルドの頭を掴むと地面にすりつけたまま走り続ける。
「あ、がが、が」
「や、めろ。マウタ。君の、相手は、ぼ、くだ」
「ごめんなのですギュウ。先にこいつら始末したら相手をするのです。それまで休んでいるといいです!」
マウタはジーノルドを地面でひきずりまわしているとジーノルドは顔が血だらけのぐしゃぐしゃで生きているのが不思議なほどに感じる。
「あ、が、ぁ」
「お前はつまらないです。それしか言えないですか?ならもう死ぬといいです」
マウタはジーノルドの顔を持って体ごと持ち上げると片手でジーノルドの体に突きをしまくり、ジーノルドの体は穴だらけになった。
「これで死んでないならこいつは化け物です!マウタが言えたことではないですが!」
マウタは自慢げにいうとギュウは一気にマウタに距離をつめていた。




