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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
真暗黒企業 最終決戦編

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サマ・アリッサ

「が、ふっ。あ、れ?なんで、私、の異能解放、が?」


 サマは血を吐きながらあたりを見渡すとコウロが意識を取り戻しておりコウロは手を前に出して


「サマ。お前の異能解放をなかったことにした。バサラ君の仇だ」

「は、はは。そう、か。私、こんなところで、死ぬんだ。まだ、アリッサ家しか滅ぼしてない、のに。やりたいこ、と、まだあった、のにな」


 サマは心臓部に刺さっているレイピアをみてもう自分が助からないことをなんとなくだが悟っていた。サマは死を覚悟したあと自分の人生について思いかえしていた。




 サマ・アリッサはアリッサ家の長女として生まれサマにはアリサ以外に妹が1人弟が3人と5人兄妹だった。

 サマは父の期待に応えようと勉学、スポーツありとあらゆることを頑張ったがどれも父の期待に応えることはできず逆にサマの妹、弟達は父と母の期待に応えることが出来ていた。サマだけが厄介者扱いされサマは家でもいつも苦しい思いをしていた。他の兄弟は勉強やスポーツ、異能は全てが秀でていた。唯一花の異能というアリサには自分と同じで使い方次第でしか役に立てないと思っていた異能面にしてもアリサは実用性を示し家族に好かれていった。それもあり尚のことサマは家族から見限られていく。

 そんなある日サマは仕事で家から出てその日の仕事を終えた帰り道、どこぞのわからない半グレに襲われる。


「あ、あなた達いったいなんのつもりですか!」

「いやいや。僕の雇い主がさぁ。君には消えてほしいとね。誰とは言わないけどさ」


 サマはその時は今のような実力はなく戦闘慣れしている半グレどもになすすべもなく痛めつけられもう死ぬかもしれないと思っていた時


「あらあら。可哀想な子がいるわね」


 サマと半グレの男が戦っているところに学生服を着た女が通りかかり半グレの男はその女にも襲いかかると学生服を着た女は容赦なく半グレの男の腹部に蹴りを入れたあと学生服を着た女は半グレの男の頭に触れ


「あなたは今から私に襲いかかってきたそのナイフで自分の首を刺すの。いい?」

「あ、ああ。わかり、ました。僕は、今から自分の首を、ナイフで」


 半グレの男は自分の首をサマと学生服の女を襲ったナイフで自らの首を刺して死んだ後に学生服の女はサマに近づき


「気まぐれで助けてあげたけどあなた名前は?」

「サ、サマ。サマ・アリッサです」

「サマね。私はアーネ。ここで会ったのも何かの縁。私のお手伝いをしてくれないかしら?ちょうど人手が欲しいところだったの」


 これがサマとアーネの出会いだった。

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