狐のお面女
「ここはどこだい?バサラ」
アザーはその場にいたバサラに言うとバサラは
「わからん。だが2人とも油断はするな。ここはきっと敵の本拠地に近いはずだ」
バサラはコウロとアザーに言うとバサラの横に急に狐のお面を被ったやつがあらわれ
「お前らはここで死ぬだけだから何も考えなくていいコン」
狐のお面の女はバサラの腹部を刺そうとするとコウロが狐のお面の女の真横に移動し、顔を殴る。
「バサラ君。油断してなくても気だけは引き締めておいた方がいいよ。こいつかなり強いやつだ」
「そ、そうだな。コウロ。協力してやつを」
「あーあ。女の子に対して酷いことをするやつコン。それでも男コン?」
狐のお面が割れて素顔になった女は両目とも閉じており、口は縦に3本誰かに爪でひっかかれたか剣で斬られたかのような傷跡がある顔だった。
「自己紹介は大切コンね。私の素顔を見たからには必ず殺すけど礼儀は大切コン。私の名前はサマ・アリッサ。よろしくコン」
「アリッサ?それはアリサと同じ」
「そうだコン。私はアリッサ家の子コン。ただ見捨てられたけどコン。私はアリッサ家からはいない存在として扱われたからアリサも私を知らないはずコン」
アリサのことを呼び捨てにするサマと名乗った女はアリッサ家について言う。
「これはやりづらいな。まさかアリッサの関係者とは」
「やりづらくはないコンよ。私の苗字はただ名乗っただけ。気にする必要はないコン。ただあなた達に私を殺せるかだけどね。あー。コンとか言うのめんどくなって来たからやめるね。コードネームは狐だから語尾にコンってつけてただけだから」
サマが言った後にコウロはサマに近づくとサマに殴りかかりサマはコウロの攻撃を手でうけとめたがコウロは異能を使いサマが行ったことをなかったことにする。
「面倒くさい異能ねコウロ。あんたはちゃーんと殺さないと後々厄介になりそうよ」
「殺せるもんなら殺してみるといい。僕の異能はほぼ無敵に近いからさ」
「そう。ま、なら苦しめて殺してあげる」
サマはコウロに言うとコウロの胸部に急に火がつき
「バン」
サマはコウロに言うとコウロの胸部についた火が激しい炎へと変わる。
「コウロ!」
「ぐ、あ、ぁぁぁぁ!あつ、いぃぃぃ!」
コウロは転がってなんとか消火に成功したがふらふらになって立ち上がり
「い、今のは」
「どう?私の異能のお味は?最高でしょ?この異能でムカつく奴は何人も燃やしてきたのよ」




