シデの実力
「ば、かな。残像、だと。ありえん。きりごたえは確かにあっ、た。だが、斬った後に感触がなくなっ、た」
「んー。ま、わしのはぎりっぎりまでひきつけてからの残像だからの。きりごたえ、というか斬った感触があるのは仕方あるまい」
ふっとばされ地面に倒れながら言ったタカジウに対しシデは自らの異能について言う。
「正直なところ、ジウはこいつの存在が生きる伝説、というか本当に伝説だけで生きてはいないと思っていたがお前は極道界の生きる伝説か」
タカジウは立ち上がりシデに言うとシデは
「おやおやまだそんなものを知っている奴がいたか。いやはや恥ずかしい。わしのようなやつが生きる伝説などと」
「ジウが無敗剣士と言われた頃に極道界で生きる伝説がいると聞いたことがある。その男は残像を使い戦う男と聞いた。ジウが戦ってきた奴らはみな残像を使う異能使いなどいなかったからな。まさかお前がそうだとは」
「自分から言うのは恥ずかしいしそれにわし如きが生きる伝説をなのるなどおこがましいからの。それではわしも異能をみせたからの。早急に終わらせようか。マーベのことも気になるからの」
シデはタカジウに攻撃を仕掛けるとタカジウはシデに斬りかかり、シデは腹部を蹴る前に斬られたがタカジウが斬ったのはシデの残像で本体は背中に移動しており背後からシデの蹴りをタカジウがもろにくらう。
「ぐ!」
「一気に行くかの!ちょうど体も程よくうごくからの」
シデはタカジウを蹴り続け、タカジウはシデの攻撃を防ごうと攻撃をするがシデはうまいこと異能を使い、攻撃を残像にあてさせ本体はタカジウを攻撃しまくりタカジウの体は数分もみたないうちにぼろぼろになる。
「はぁ、は、ぁ、はぁ」
「これだけ接近して攻撃すればお前さんの異能で剣をきりかえることもできんだろ」
「な、めるな。四の刀・領域刀!」
タカジウは異能で領域にはいるとオートで斬りかかる剣を使いシデに斬りかかるが先ほどとは違いシデはタカジウの攻撃を全て避け、タカジウを蹴り続ける。
「ば、かな。領域にはいると斬りかかるジウの攻撃を、」
「もう見切っただけの話だ。お前はわしには勝てん。もはや死ぬか降参するかだ」
シデはタカジウを蹴りとばした後に言うとタカジウは異能解放をやめ、もとのマーベがいた空間にまで戻るとタカジウは
「確かにジウではお前には勝てんようだ。だが最低限仕事をさせてもらう」
「お前、まさか!」
タカジウはそれだけ言うとシデに顔面を蹴り潰されながらもシデの背後にいたマーベの体を剣で横にきりさいた。




