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極道潰し

 アーネのワープゾーンによってワープゾーンに落ちた俺が次に目を覚ますとそこはおとぎ話の城の王の間のようだった。


「ここは、どこだ?そうだ!他の奴らは」


 俺が辺りをみわたすと俺以外に味方は誰もいない。味方は


「ようこそ。私の城に」


 王の間のような場所でアーネはふんぞりかえって座っていた。


「なんで俺だけここにいる?他の奴らは」

「なんで私があなただけここにおいたのかはあの馬鹿が帰ってくるまでここにいてもらうためよ。シダラのやつは目覚めてからすぐに冒険に出たからねぇ。いつ帰ってくるかもわからないぼうけんね。ただショウがいるならすぐに来るとは思うけど。でもその前にしばらく余興を楽しみましょうよ」


 指をパチンっとならすとそこには映像が映り出しそこにはシデとマーベ、そして組織マーゼウスで会った剣士、タカジウが映っていた。


「この余興を見ながら待ってましょう。あ、ちなみに私に手を出そうとしたら全ての記憶を奪うから。それと」


 また指をパチンと鳴らすとアーネの隣に拘束されたモルクが現れる。


「もし私に手を出そうとすればこの子を殺すわ。私を殺せるのが先かこの子を私が殺すのが先か。どちらかが早いのかなんてあなたでもわかるでしょ?」


 ぐ、ぅ!確かに1人ならアーネを殺せはする。だがモルクの方が先に殺されてしまう確率が高い。ここは大人しくしているしか。

 俺はアーネの言われた通りシデ達が映る映像を見ていた。




 ショウがシデ達の映像を見ている頃、シデ達は


「よう。クソ極道」


 タカジウは目の前にいるシデ達はさっきを向けながら言う。


「クソ極道とはひどいな。なぁ。マーベ」

「そうだね親父。でもま、仕方ないんじゃない。こいつからすれば私達はクソなんじゃないですか」


 マーベは軽口を叩きながらシデに言うとタカジウはマーベに斬りかかる。


「まずはお前だ。人を球に変える悪人め」

「お、おおう!」


 マーベはなんとかギリギリで致命傷は避けたが結構な深傷をおう。


「う、ぐぅ、」

「ジウの剣に勝てるものなどいない。たとえアーネ様がジウを利用していたとしても別に構わん。ジウはジウの好きにするだけ。極道を、悪人を斬るのみ」


 地面に倒れ今にもとどめがさされそうなマーベの前にタカジウが立ちタカジウはとどめをさそうとするとシデがタカジウに顔面に蹴りをくらわせる。


「うぐっ!」

「お!はいったはいった!わしもまだまだ現役だの」

「・・・極道如きがこのジウに攻撃を当てるとは。ジウも大監獄にいて鈍ったか」


 タカジウがシデに剣を向けながら言うとシデは


「え?鈍ってるの?じゃ今のうちに殺さないとね」


 シデはさらにタカジウに近づき蹴りを腹部にぶち込んだ。

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