シベリア組組長
「お前は誰だと聞いている!」
俺は少年に言うと少年の前に顔に傷がついたいかつい男とスキンヘッドにサングラスをした男が少年の前に立ち
「親父!無事ですか!てめぇ!この方を誰だと思っていやがる!」
顔に傷のあるいかつい男が俺にいうと少年は
「よいよい。君達はもう帰ってよいぞ。後はわしだけで十分だ」
「ですが親父!こいつは親父のことを」
いかつい男は少年に言うと少年は咥えている飴をバリっと噛み砕いた後に
「なんじゃ?君はわしの言うことに逆らうのか?わしは組長だぞ?そんな簡単にくたばると思っておるのか?」
「い、いえ。お、俺はそんなこと」
「ならば早く帰れ。ここまでの護衛はご苦労だった。組で大人しく休んでなさい」
いかつい男とサングラスをかけた男は少年に言われた後エンドレアス学園の校門から離れていく。
「組の親父ってことはあんたシベリア組の人か?」
「いかにも。わしはシベリア組組長、シデ・シベリアだ。以後よろしく。それでは案内を頼む」
俺は少年、シベリア組組長シデ・シベリアを学園の会議室にまで案内する。会議室に向かう道中、シデが
「君、なかなか出来るね。とてもいい肉体をしているね」
「は、はぁ。いきなりなんですか?」
「戦わなくてもわかる。君はかなり強い。わしでも勝てるかどうかわからんくらいにな。こんな強いやつに会うのは久々だと思っていたがこの学園、強者の雰囲気がそこらじゅうから漂っている。マーベの言っていた通りだな」
へー。マーベからみんなのこと聞いていたのか。
「特にショウ・マスラギは一番強く、オード、ゼム、アモウ、ペーロスこいつらは特に強いと聞いていた。マーベのやつはたまに大きく言うから多少嘘が紛れているかもと思っていたが中々。よくもここに集中しているものだ。今やこの学園が真暗黒企業に対抗できる唯一の場とも言えよう」
シデは俺にいう。確かに学園の戦力は真暗黒企業に対抗できる最高戦力と言っても過言ではないくらいに強い奴が集まっている。俺たちならきっと真暗黒企業に勝てるさ。
俺はそう思いながらシデと軽く話しながら会議室に向かった。
ショウたちが会議室に向かう中、エンドレアス学園から離れて情報収集して歩き回っていたアモウは倒れている人を見つける。アモウが見つけた2人は1人はほぼ死にかけでアモウはその男を見てかなり驚いていた。
「な、なんで、お前がこないなとこに。しかもわき腹えぐられて。なんやこれ、なんやこれは!!」




