ククルスの余裕
ショウ達がアクツ、マルと共闘しキドウを戦っていた頃、拠点マーゼウスではククルスとペーロス達が向き合っていた。
「くす。あなた達の切り札であるショウは喜怒哀楽のやつに任せた。そしてオードはこちらにいてゼムはいない。あなた達の状況は絶望的ねぇ」
ククルスは余裕そうに笑いながら言うとペーロスは
「ふん。別にショウちゃんがいなくても大丈夫よ!ただ褒めてくれるやつがいないだけ!」
ペーロスはククルスに向けて氷を放つとククルスはマーゼウスのメンバーを盾にし、盾になった人達は氷漬けになる。
「今のうちに行け!キーラ!あんたに譲ってあげる」
「俺様に譲るとか言うなよ。俺様とおまえの実力は近いんだからよ!」
キーラはククルスに近づき炎を放つがククルスは炎を蹴りでかきけす。
「なんと」
「あらあら。わんちゃん自ら私のもとに来てくれるなんて。あなたも私の忠実な奴隷にしてあげる」
ククルスはキーラに向け攻撃し、ペーロスはククルスに近づこうとしたがペーロスの前にオードが立つ。
「あんた、本当にあいつの異能に」
ペーロスはオードに言うがオードは何も答えずただペーロスに近づくとぼそりと小さい声でペーロスに何かを言った後、ペーロスはオードの攻撃をくらい簡単に気絶する。ペーロスがオードにやられたのを見てククルスが笑い
「あはは!私に逆らうからダメなのよ。ペーロス・ロコ。あんたもアーネが認めた実力しゃらしいけど所詮はその程度。オードには勝てないんやな。さて。こちらも終わらせようか。キーラわんちゃん」
「きやすく呼ぶんじゃねぇよキモ女。お前には俺様の異能空間で十分だ」
キーラが異能解放しようとするといつの間にかキーラの背後にいたオードはキーラを横腹で蹴りとばしキーラは横に蹴りとばされる。
「がっは!」
「あははは!仲間に蹴られてる!無様!無様無様無様無様ねぇ。ショウがいなければ何もできない奴らばかりなのかしら。オード。ご苦労だったわ」
「不用意に私に近づくなんてあなたもバカね」
オードがククルスに言うとククルスは瞬時に両肩に触れて
「ちぎれろ」
「う、ぐ、ぁ、あぁ、あああ!」
ククルスの両肩から腕がちぎれ地面に落ちる。
「あなたは自分の異能に自信を持ちすぎね。ま、いいことではあるけど最低限の警戒くらいはしたらどうかしら」
「あ、りえない。私の、異能に、あなたは支配、されていた、はず」
地面でもがきながらククルスはオードに言った。




