共闘 3
「哀しいのう。哀しいのう。わしの本当の異能に気づいたのはいいがそこのさっき触れた女。そいつを近くに置いておいてよいのかの?」
キドウが俺たちにいうとマルは急にアクツに向け爆破の異能をかなり強めに放つ。
「うぐ!」
「う、ぐ、あ。なんで、体、が、勝手、に」
マルは急に苦しみだすとアクツは爆発でふきとばされたがふらっとたちあがり
「はぁはぁ。ショウ、お前にそいつは任せた。僕はマルをあしどめしておく」
アクツはマルに言うとキドウは喜怒哀楽と書かれていた腕を前に出し、喜怒哀楽の文字を見せびらかす。よく見るとやつから怒の文字が消えていた。
「な!お前!怒りという文字はどこに!」
「哀しい。本当に哀しい。わしのこの文字を心配するよりそこの女の心配をしたらどうだ?」
キドウは俺にいい、俺はマルを見るとマルのおでこに怒という文字が浮かび上がっていた。
「やっと。やっとじゃ。やっと表に出られる。わしがただこの女の中に入り込みしばらく出れなかったのは腹ただしいがのう」
マルの体でおそらくだがあれはドセツか?やつがそんなことをいう。
「あははは!わしの異能は真異能が喜怒哀楽の災害。普通の異能はこれじゃよこれ!あははは!あー楽しい!お前たちはわしの言葉をうのみにしてわしの異能をくらったんじゃからな!」
キドウは笑いながらいう。今度は楽という文字が緑に光っている。
「わしの異能はわしの感情、喜怒哀楽を触れた相手にその意思ある感情をいれること。その女の体には今ドセツが入り込んでおる。そしてその女の異能、ドセツの異能とつかうことができるじゃよ!あははは!」
キドウは子供のようにはしゃぎ自分の異能について説明する。それは厄介な異能だな。
「それで?もし今お前を殺せばマルはどうなる?ドセツとかいうやつは消滅するのか?」
俺は腕をポキポキ鳴らしながらキドウに言うとキドウは
「あははは!わしを殺す?殺せばドセツも死んでその女の人格はうしなわれるとかはないぞ?安心してわしを殺しに」
俺は喋っているキドウに一気に近づき殴りかかるとキドウは瞬時に剣を盾にしていたが俺は盾にした剣を砕き、キドウの心臓部に強めのパンチをくらわせる。
「がっ!」
「お前と話しているとそろそろ頭が痛くなってきた。それにお前はやってはいけないことをやった。マルの体にクソみたいな感情を入れやがった。絶対に許さない」
俺はキドウに強めの圧をかけながら言うとキドウは地面に大量の血を吐いた。




